東京もあと5年で自転車が普及する…自転車王国オランダ公使

自動車 社会 社会
オランダ大使館はチューリップでいっぱい
オランダ大使館はチューリップでいっぱい 全 15 枚 拡大写真

「自転車は健康でしかも経済的。幸せな生活を送るために欠かせないもの」と、オランダ王国大使館のケース・ルールス全権公使。週末の都心部をサイクリングするイベント、「オランダ~ベルギー・フランダース in 東京散走2016」が4月10日に行われ、ゴールとなった同大使館でその魅力を語った。

オランダの1人あたりの自転車所有台数は世界一。平均すると1人1台以上の自転車を保有している。国内には約3万kmにおよぶ自転車道路が整備されるが、国土が平たんであることに加え、海面下の土地が多いことから地球温暖化で海面が上昇することを懸念して、ガソリン税を高く設定している。

「なぜ自転車は大事か。それは健康に寄与する道具だから」と語る大使は、自転車レーンの整備や自転車通勤の奨励で成功した英国ロンドンの例を挙げた。「自転車で通勤するようになって多くの市民が健康になり、ロンドンでは健康保険料が400ユーロも安くなったのです」

さらに自転車はクルマよりも経済的であると指摘し、「通勤や通学で自転車に乗るときは頭を空っぽにして乗ると精神的にもよい効果を発揮する」とも。
「駅まで自転車で行けるエリアは不動産価格が高い。同じスペースの中にクルマの5倍の自転車が駐められる。これから5年のうち、東京ではEバイク(電動自転車)や荷物をたくさん詰めるカーゴバイクが普及していくだろう」

《山口和幸@CycleStyle》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. BEVを2年間所有した、“リアルな”ランニングコストを大公開
  2. ベントレーの超高級住宅、最上階は「55億円」 クルマで61階の自宅まで
  3. 日産の新型セダン『N7』、発売50日で受注2万台を突破
  4. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
  5. 復活の『コブラ』販売へ、英ACカーズが米国市場に本格参入
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
ランキングをもっと見る