アウディジャパン斎藤社長「2020年にはセグメントシェア20%めざす」

自動車 ビジネス 企業動向
アウディジャパン 斎藤 徹社長
アウディジャパン 斎藤 徹社長 全 8 枚 拡大写真

アウディジャパンは4月15日、アウディ梅田、アウディ箕面、アウディ堺の3店舗を同時オープンし、新規出店のアウディ梅田で記者発表を行った。アウディジャパンの斎藤徹社長が、大阪エリアへの期待を語った。

プレミアムセグメントは世界的に成長していますが、特にアウディは他社を上回る勢いで成長し続けています。2018年の目標だったグローバルでの販売台数180万台は、すでに昨年達成しました。日本においては過去10年で販売台数は倍増し、一昨年には3万台を達成しました。昨年は主力車種がモデル末期であったため3万台を下回りましたが、中古車については2割以上増えて、新車と中古車を合わせた販売台数では2年連続で4万台を達成しました。

大阪エリアは、東京に次ぐ大きな市場であり、従来から非常に重要視してきました。東京と同様、大阪においても大規模店舗を核とした「メトロポリタン戦略」を推進しており、2005年には4店舗だったものが、2008年にはアウディ大阪中央、2010年にアウディ枚方、2013年にアウディ茨城インター、2014年にはアウディりんくうを出店し、現在は8店舗体制になっています。また、増大するアウディ車両の保有台数に対しても、2012年に大阪中央サービスセンター、2015年に住之江サービスセンターをオープンして、アフターサービスの充実を図ってきました。

こうした活動によって、大阪エリアの販売台数はこの10年で3倍になり、輸入プレミアムセグメントにおけるアウディのマーケットシェアも7.4%から15.4%に上がり、全国平均の15.8%に並びました。

そして今回、大阪メトロポリタン戦略をさらに強化するため、大阪を南北に貫く背骨に当たる地域に、3店舗を同時にオープンさせました。今回オープンした3店舗は、いずれも最新の「ターミナルコンセプト」を採用した最高の設備ですが、中でも大阪「キタ」の中心地にオープンしたアウディ梅田は、2013年に横浜にオープンしたアウディみなとみらいのように、大阪エリアにおけるブランド発信の基地と考えています。今回オープンした3店舗や大阪中央を運営するアウディジャパン販売が大阪エリアに投資した額は、過去10年間で50億円に及びます。

アウディジャパン社内では、今回の3店舗同時オープンを“大阪ビッグバン”と呼んで、プロジェクトを推進してきました。今回の3店舗オープンにより、大阪エリアにおける販売体制は、いちおうの完成を見たことになります。これによってアウディは、大阪での輸入プレミアムセグメントにおけるシェアを現在の約15%から、2020年には20%以上に引き上げることを目指しています。

■アウディジャパン 斎藤徹 代表取締役社長
1960年 東京生まれ、慶応義塾大学卒
1982年 日産自動車入社
2003年 日産ロシア社長
2008年 日産ヨーロッパ 上級副社長
2009年 日産自動車 執行役員
2012年 オーテックジャパン COO
2015年 アウディジャパン販売 代表取締役
2016年1月から現職

《丹羽圭@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 車検NGの落とし穴!? シート交換で絶対に知っておくべき新ルール~カスタムHOW TO~
  2. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
  3. これで公道走行可能だと? BMW『M2 トラック・パッケージ』がニュルに出現!
  4. 「衝撃の価格」中国メーカーの大型3列シートSUVが話題に!「むしろ経営が心配」の声も
  5. 「復活まじうれし!」「全色欲しい」新型スズキ『GSX-R1000』発表に、SNSは話題沸騰!
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
ランキングをもっと見る