温泉もIoT化、混雑回避と業務効率化を目指す実証実験

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実証実験の概要。温浴施設内の混雑状況とスタッフの配置状況をリアルタイムで可視化し、状況に応じた適切なスタッフ配置や利用者の混雑回避に活用する(画像はプレスリリースより)
実証実験の概要。温浴施設内の混雑状況とスタッフの配置状況をリアルタイムで可視化し、状況に応じた適切なスタッフ配置や利用者の混雑回避に活用する(画像はプレスリリースより) 全 4 枚 拡大写真

 ニフティが運営する「@nifty温泉」は、温浴施設内の混雑状況とスタッフの配置状況をリアルタイムで可視化するシステムの実証実験を18日から開始した。

 同システムは、三和興産が運営する温浴施設「杉戸天然温泉 雅楽の湯(うたのゆ)」(所在地:埼玉県北葛飾郡杉戸町)の協力のもと、「@nifty温泉」および「ニフティIoTデザインセンター」が企画・構築したもの。

 今回の実証実験で検証するのは、脱衣所入口・休憩所・食事処など施設内の主要箇所にステレオカメラを設置し、場所ごとの利用人数をリアルタイムでカウントする「混雑状況確認システム」と、スタッフが装着したビーコンを検出して、配置状況を可視化する「スタッフ配置状況可視化システム」。

 年間30万人以上が訪れる「雅楽の湯」にて実験を行い、機器の反応精度やリアルタイムでのモニタリングの有用性を検証する。顔など個人が識別できる情報は取得せず、人数カウントに必要なデータのみ利用し、浴室にはカメラを設置しないなど、プライバシーに配慮した上で検証を行う。

 混雑状況とスタッフの配置状況をリアルタイムに確認することで、状況に応じたスタッフ配置や、利用者の混雑回避に活用したい考えだ。

 また本実験結果をもとに、施設内のヒートマップ提供サービスや、混雑状況に応じたスタッフの配置支援システムなど、温浴施設と利用者双方に役立つサービスの展開を検討していくという。

温泉もIoT化!? 混雑回避と業務効率化を目指す実証実験

《防犯システム取材班/小菅篤@RBB TODAY》

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