発生から10日、いまだ警戒必要...熊本地震

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気象庁 青木元地震津波監視課長(24日・気象庁)
気象庁 青木元地震津波監視課長(24日・気象庁) 全 3 枚 拡大写真

14日に熊本県益城町で震度7の強い揺れを観測して以来、熊本県と大分県にわたる広い地域で地震が続く。発生から10日を経過したが、いまだ警戒が必要だ。気象庁は24日も会見を開き、注意を呼びかけた。

「熊本県から大分県にかけては、活発な地震活動が続いている。昨日から今日にかけても震度3以上の地震が5回発生している。今後の地震活動に十分注意して、強い揺れに引き続き警戒してほしい」(青木元地震津波監視課長)

熊本地方の一連の地震は、体に感じる震度1以上の地震は865回を重ねた。14日と16日に益城町などで震度7を記録、24日15時までに震度6弱以上の強い揺れは計7回もあった。ただ、その発生は23日で28回、24日(~15時)は22回と緩んでいるようにもみえる。

「減っているようにみえるかもしれないが、熊本、阿蘇、大分それぞれの地域で増減を繰り返している。活発な状況が続いているので、今後の揺れに注意して十分な警戒が必要」と、青木氏は重ねて強調した。

熊本地方には27日に低気圧が九州南岸を過ぎる予想だ。
「26日から前線の北に広がる雨雲がかかってくるが、それまでは被災地地方では雨は降りにくいと考えている。災害を引き起こすような降雨が予想される場合は、気象情報を発表する」(予報課)

「建物が弱くなって倒れかけたものもある、地盤が緩んでいることも考えられるので、強い揺れだけでなく、大雨の土砂災害にも十分警戒していただきたい」(青木氏)

気象庁では今でも「少なくとも1週間ほどは震度6クラスの地震が起きる可能性がある」という見通しを変えていない。

《中島みなみ》

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