日野市橋社長「乗用車の安全運転支援技術をトラック・バスへ積極的に採用」

自動車 ビジネス 企業動向
日野自動車 市橋保彦 社長
日野自動車 市橋保彦 社長 全 3 枚 拡大写真

日野自動車の市橋保彦社長は、親会社のトヨタ自動車が乗用車で実用化している安全運転支援技術を自社のトラック・バスに積極的に採用していく考えを明らかにした。

市橋社長は4月26日に都内で開いた決算会見後、報道陣の囲み取材に応じ、安全運転支援技術について「軽井沢のスキーバス事故など大型車の事故が社会に与える影響が非常に大きいことから、我々としては先進技術を用いた車をできるだけ早く供給するよう着実にやっていきたい」と述べた。

その上で「我々としては乗用車で量産化されているユニットやデバイスで使えるものは、できるだけ使っていきたい。トラック・バスの安全運転支援を普及させるための、ひとつの方法」との認識を示した。

実際、日野が5月に発売を予定している小型トラック『デュトロ』の改良版には新たに衝突被害軽減ブレーキや車線逸脱警報が採用されるが、これらはトヨタの乗用車に使われているものを活用しているという。

さらに市橋社長は「乗用車に比べて車高が高いので、それに応じた適合は必要にはなるが、中・大型車でも採用していきたい。我々の考え方としては、すでにたくさん使われているものを採用することで安全運転技術を展開していく」と語った。

《小松哲也》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 真夏のダッシュボードが20度以上低下!? 驚きの遮熱サンシェード新時代[特選カーアクセサリー名鑑]
  2. 新型フォレスター半端ないって! 純正用品で大変身、日本初披露“サンドカラー”のクロストレックが登場…東京アウトドアショー2025
  3. スズキ『エブリイ』が災害時は「シェルター」に、軽キャンピングカーの新たな可能性
  4. 世界最強の2.0ターボ搭載車に幕、メルセデスAMG『CLA 45 S』最終モデルが登場
  5. どこだ? 日産が7工場を閉鎖予定---可能性のある工場すべてをリストアップした
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  2. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. トヨタや京大、全固体フッ化物イオン電池開発…従来比2倍超の容量達成
ランキングをもっと見る