ハーレーダビッドソン、南仏マルセイユで新型「ロードスター」を初披露

モーターサイクル 新型車
ハーレーダビッドソン ロードスター 新型
ハーレーダビッドソン ロードスター 新型 全 9 枚 拡大写真

ハーレーダビッドソンのニューモデル『ROADSTER(ロードスター)』のプレスローンチが、現地時間4月28日の夜、フランス・マルセイユにある正規販売店 ハーレーダビッドソン・マルセイユにて開催された。

デザインを担当した同社インダストリアルデザイナーのベン・マクギネリー氏は、新設計のローライズハンドルバーの採用について「乗り手が前傾姿勢になるアグレシッブなライディングスタイルをアピールしたかった」と説明し、ヤングアダルト(年齢20~30代)をメインターゲットにしていることを明らかにした。

スポーツスターファミリーにカテゴライズされ、1200cc空冷Vツインエンジンを搭載するロードスターは、車体全体を黒尽くめにしたダークカスタムコンセプトに基づいたモデルで、『ローライダーS』、『フォーティーエイト』、『ストリート750』、『ストリートボブ』、『ファットボブ』、『アイアン883』らに次ぐダークカスタムモデルとなる。

注目は倒立式フロントフォークの採用で、ロードスターのネーミングに相応しくスポーティな走りを実現する狙いが込められた。インナーチューブ径は43mmで、減衰力の調整機構は持たない。スポーツスターファミリーに倒立フォークが与えられるのは、2011年モデルまでラインナップに名を連ねた『XR1200X』以来となる。

フロントブレーキはφ300mmフローティングマウント式ローターをデュアル装備し、ABSを標準装備。フロント19、リア18インチの軽量アルミキャストホイールにダンロップ製のラジアルタイヤを履き、リアサスペンションにもプレミアムライド・エマルジョンショックを備えるなど足まわりを充実させているのが特徴だ。

車体色(税込み車体本体価格)はビビッドブラック(154万円)をはじめ、ブラックデニム(156万2000円)、ベロシティーレッドサングロ(156万2000円)、ビレットシルバー/ビビッドブラック(158万4000円)の4色を設定し、日本のHDJディーラーでお目にかかれるのは、早くても5月下旬となりそうとのこと。

また、1月下旬に発表し、すでに日本でも販売が開始されている『LOWRIDER S(ローライダーS)』も改めて披露。同社プロダクトプランニング・ディレクターのポール・ジェームス氏は、「ブラックアウトした精悍なスタイリングの車体に搭載するエンジンは、110キュービックインチ(1801cc)までスケールアップしたパワフルな空冷Vツインで、フロント、リアともにプレミアムサスペンションを備える」と紹介した。

ローライダーSはビビッドブラックのみで、税込み車体本体価格は229万円となっている。

《青木タカオ》

モーターサイクルジャーナリスト 青木タカオ

バイク専門誌編集部員を経て、二輪ジャーナリストに転身。多くの専門誌への試乗インプレッション寄稿で得た経験をもとにした独自の視点とともに、ビギナーの目線に絶えず立ち返ってわかりやすく解説。休日にバイクを楽しむ等身大のライダーそのものの感覚が幅広く支持され、現在多数のバイク専門誌、一般総合誌、WEBメディアで執筆中。バイク関連著書もある。

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