【北京モーターショー16】ハイエンド・ラグジュアリー市場に挑む広州汽車工業集団

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伝祺 GS8
伝祺 GS8 全 12 枚 拡大写真

独自車種を発売してから、まだわずか6年という広州汽車。しかしSUVのGSシリーズが好調で、着実に市場での存在感を高めている。そして今回はSUVラインナップのフラッグシップとなる『GS8』をデビューさせた。

広州汽車(GAC)は広州汽車工業集団のなかで、自主ブランドの「伝祺」(TRUMPCHI)車を手がけている。同ブランドのSUVはGSというシリーズ名を持つが、今回はシリーズ初となる3列座席7人乗りのGS8を初公開。

GS8は自社開発のモジュラープラットフォーム「C級平台」(Cクラス・プラットフォーム)に、インテリジェントかつハイエンドなシステムを搭載し、中国と西洋を統合した視点によるデザインで包んだものだという。

サイドウィンドウ上部のメッキモールドと、その後端を矢じりのように膨らませ、一段持ち上げられたウィンドウ下端線とともにクォーターウィンドウを挟んでいるように見えるのは、GSシリーズの共通グラフィックス。この風格あるデザインはそのまま、秋に発売される予定。

なお、この4月から販売がスタートした伝祺のラグジュアリーセダン『GA8』もGS8と同じプラットフォームを採用する。さらにこのプラットフォームを用いたMPVも開発中で、ステージにはGA8と昨年の広州モーターショーで初公開されたミニバンコンセプト『GM8 i-LOUNGE』も展示された。

プレスリリースではこれら3台を「ハイエンドな、3枚の切り札」と表現。これはブランドの英語名と、遊戯カードのトランプをかけた言い回しだ。

またGAC子会社の広汽長豊汽車では、自主ブランド「猟豹」の新型SUVを予告するコンセプトカー『CS9』を公開。猟豹はかつて中国語の読み方そのままの「LIEBAO」を英語名としていたが、2年前から「LEOPAARD」と名乗るようになった。CS9はモックアップ段階で発売時期も明らかにされていないが、ほぼこのままの姿で量産されることになりそうだ。

《古庄 速人》

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