【ジャガー XF 新型】本来のポジショニングに戻った2代目

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ジャガー XF
ジャガー XF 全 8 枚 拡大写真

ジャガー・ランドローバー・ジャパンが導入を開始しているジャガーの中核車種『XF』。今回のフルモデルチェンジで若干のポジショニングが変更されたという。

XFは2007年の発売以降2014年までに全世界で28万台を販売。ダイナミックかつラグジュアリーなプレミアムサルーンというポジショニングを維持してきた。

2014年にXFよりも小型のサルーンである『XE』が導入されたことで、「ジャガーサルーンのラインナップも若干ポジショニングが変更された」とはジャガー・ランドローバー・ジャパンディーラー開発部の内藤久善氏の弁。

「XEをDセグメント(BMW『3シリーズ』、メルセデス『Cクラス』が属する)に導入したことで、XFがこれまでカバーしていた領域をXEに任せ、新型XFは本来のセグメント(BMW『5シリーズ』やメルセデス『Eクラス』などが属するEセグメント)を中心に、より上級へ移行。更に今後登場するであろう次期型の『XJ』も更に上級移行、ラグジュアリー志向を高めていく」とコメントする。

2代目になったXFの大きな特徴はアルミニウムボディを採用していることだ。今回のボディはXEから登場した「D7A」というアーキテクチャーを採用しており、全体の75%がアルミニウムで構成されている。また、ディーゼルエンジンもジャガー・ランドローバーが設計から生産までを手掛けた“インジニウム”ディーゼルエンジンが投入される。この意味は「ラテン語で“知力”を意味するもので、英語のエンジン、エンジニアの語源でもある。まさに新開発の最新型エンジンにふさわしいネーミングだ」と語った

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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