VW ゴルフ GTI クラブスポーツ「S」公開…2.0ターボは310馬力
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フォルクスワーゲンは2015年9月、ドイツで開催されたフランクフルトモーターショー15において、『ゴルフGTIクラブスポーツ』を初公開。直噴2.0リットル直列4気筒ガソリンターボ「TSI」エンジンは、最大出力を35ps引き上げ、265psを獲得していた。
オーバーブーストモードでは、およそ10秒間に限られるが、最大出力がさらに25ps高められ、290psに。この効果もあって、0-100km/h加速5.9秒、最高速250km/hのパフォーマンスを実現した。
5月4日、オーストリアで開幕したGTIミーティング・アット・ヴェルターゼーで初公開されたゴルフGTIクラブスポーツSは、「S」の名前が冠されている通り、ゴルフGTIクラブスポーツのさらなる強化版。直噴2.0リットル直列4気筒ガソリンターボ「TSI」エンジンは、ゴルフGTIのレーシングカー、「TCR」のノウハウを応用してチューニング。最大出力は310ps、最大トルクは38.7kgmへ引き上げられた。トランスミッションは6速MT。
3ドアボディをベースに、後席を取り払うなどの軽量化を図り、車両重量は1360kgから1285kgへ、75kg軽量化。パワーウェイトレシオは、4.15kg/psを達成した。足回りは、サーキット向けのセッティングで、ブレーキも強化。0-100km/h加速5.8秒、最高速265km/hのパフォーマンスを備えている。
なお、ゴルフGTIクラブスポーツSは、限定400台が生産される。
《森脇稔》