台湾鉄路管理局は5月12日から、京浜急行電鉄(京急)をイメージした赤色のラッピング車両を運転する。京急も台湾鉄路をイメージした青色のラッピング車両を2月から運転しており、京急と台湾鉄路の「相互乗入れ」が実現する。
京急が5月10日発表したところによると、同社と台湾鉄路の友好鉄道協定(2015年2月締結)に基づく相互誘客活動の一環。台湾鉄路は日本の技術を導入したEMU700形電車の8両(8両編成1本)に、京急車をイメージした赤色のラッピングを施す。
ラッピング車は5月12日から10月12日まで、主に西部幹線の宜蘭~台北~彰化間で区間車(日本の普通列車に相当)として運転される。初日の5月12日は南港駅(台北市南港区)構内で出発式が行われる予定だ。
一方、京急は友好協定締結の1周年を記念し、台湾鉄路の車両をイメージした青色のラッピング車両を2月から運転している。当初は3月中旬まで運転される予定だったが、「ラッピング列車を見るために台湾から訪日する方が現れるなど、好評を得ている」として、運転期間を6月初旬まで延長した。