フォルクスワーゲンと上海汽車の中国合弁、上海フォルクスワーゲンは、先月中国で開催された北京モーターショー16において、新型車の『フィデオン』を公開した。
フィデオンは2016年3月、スイスで開催されたジュネーブモーターショー16で初公開された、フォルクスワーゲン乗用車ブランドの中国向けの新たな最上級サルーン。ドイツ本社が主体となって開発を行い、上海フォルクスワーゲンも開発に参画。2016年第3四半期(7~9月)に、中国市場で発売される予定。
エレガントさとダイナミックさを併せ持つデザインを追求し、ボディサイズは、全長5050×全幅1870×全高1480mmと、堂々の大きさ。ホイールベースは3000mmを超える。車台には、フォルクスワーゲングループの新世代モジュラープラットホームの大型車用、「MLB」を初採用した。
室内は、最上級サルーンに相応しいラグジュアリーな仕上がり。ロングホイールベースを生かして、後席はゆとりの空間を実現。最新の車載インフォテインメントシステムも搭載される。
パワートレインは、ガソリンとディーゼルの複数ユニット。中でも、ガソリン最上級の「3.0TSI 4モーション」には、直噴3.0リットルV型6気筒ターボエンジンを搭載。最大出力300ps、最大トルク44.9kgmを発生する。駆動方式は、全車が4WDとなる。