【F1 スペインGP】フェルスタッペンが史上最年少で初優勝…メルセデスはまさかの同士討ち

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マックス・フェルスタッペンが18歳でF1史上最年少優勝を記録
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2016年のF1第5戦スペインGPの決勝が15日、スペインのカタロニア・サーキットで行われ、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)が史上最年少で初優勝を飾った。

今回もメルセデス勢が他を圧倒する速さで予選ワンツーを独占したが、スタート直後の4コーナー手前で2台が接触。そのままランオフエリアにマシンを止め、まさかの同時リタイアという波乱の幕開けとなった。

大本命の2台が消えると、レッドブルの2台がレースを先行。レース前半はダニエル・リチャルドがトップを死守していたが3回タイヤ交換作戦が思うように機能せず、44周目に僚友フェルスタッペンにトップの座を明け渡してしまう。

直前に急きょトロ・ロッソからレッドブルへの抜てきが発表されたフェルスタッペン。その初戦でありながら、レース前半は先輩リチャルドの背後にぴったりつき、全くライバルに劣らないペースで走行。トップに立って以降は、キミ・ライコネン(フェラーリ)との接近戦となったが、最後まで隙を与えない走りで見事トップチェッカーを受けた。

F1デビュー2年目で初優勝を成し遂げたフェルスタッペン。同時に、これまでのF1史上最年少記録(21歳73日:セバスチャン・ベッテル)を2年210日も更新する18歳228日で初優勝を飾った。

2位にはライコネン、3位にはベッテルとフェラーリ勢が入った。今回ノーポイントに終わったメルセデス勢に対しコンストラクターズ(チーム)ポイントで48ポイント差に迫り、ドライバーズランキングではライコネンが2位に浮上した。

マクラーレン・ホンダ勢は2台ともポイント圏内を争う走りを見せていたが、フェルナンド・アロンソは46周目にパワーダウンの症状を訴え、トラブルでリタイア。母国GPで完走できず悔しい結果となってしまった。一方、12番手スタートのジェンソン・バトンは9位でフィニッシュ。自身今季初ポイントをマークした。

2016 F1スペインGP決勝結果
1.マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
2.キミ・ライコネン(フェラーリ)
3.セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)
4.ダニエル・リチャルド(レッドブル)
5.バルテリ・ボッタス(ウィリアムズ)
6.カルロス・サインツJr(トロ・ロッソ)
7.セルジオ・ペレス(フォース・インディア)
8.フェリペ・マッサ(ウィリアムズ)
9.ジェンソン・バトン(マクラーレン)
10.ダニール・クビアト(トロ・ロッソ)


リタイア.フェルナンド・アロンソ(マクラーレン)

《吉田 知弘》

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