アジア太平洋地域のLCC8社が国際航空連合を結成…日本からはバニラエアが加盟

航空 企業動向
バニラエア(参考画像)
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バニラエアは、アジア太平洋地域の大手LCC(格安航空会社)8社が世界最大のLCCアライアンス「バリューアライアンス」を設立したと発表した。

アライアンスは、バニラエアのほか、セブパシフィック航空、チェジュ航空、ノックエア、ノックスクート、スクート、タイガーエア・シンガポール、タイガーエア・オーストラリアが加盟。

バリューアライアンスは、世界の約3分の1のエリア、アジア太平洋地域の160以上の就航地を176機でカバーする航空会社連合となる。

バリューアライアンスは、加盟航空会社が持つ路線ネットワークを活用して東南アジア、北東アジア、オーストラリア間での乗り継ぎ旅程ルート、利用便、運賃を分かりやすく提案する。

バリューアライアンスのシステムは、エア・ブラック・ボックス(ABB)が開発した先進技術を導入する。従来、異なる航空会社を乗り継ぐ場合、航空会社ごとのウェブサイトでフライトを検索し、予約・決済が必要だ。

バリューアライアンスの利用者は、いずれかの加盟航空会社のウェブサイトを経由して専用のウェブサイトで出発地、最終目的地を指定するだけで、バリューアライアンスの路線ネットワークの中から乗り継ぎルート、利用便、運賃を提案、その中から選択するだけでワンストップで予約・決済が可能となる。乗り継ぎ予約で直行便予約と変わらぬ快適な操作性を実現する。

ABBのシステムはIATA NDC(ニュー・ディストリビューション・ケーパビリティー)公認予定で、座席指定、追加手荷物、機内食など、付帯サービスも利用便と同時に予約・購入できる。今後、LCC各社のネットワークの強化により乗り継ぎ旅程の選択肢を増やし、これらをワン・ストップで乗客に提供する。

スクート、ノックエア、ノックスクートは、ABBの先進技術を駆使して、すでに相互に乗り継ぎ旅程や、運賃を提供している。他のアライアンス加盟航空会社も今後数カ月のうちに同サービスを提供開始する予定。

《レスポンス編集部》

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