車を降りてから車庫入れ…BMW、量産車初「リモート・パーキング」を初公開

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BMW 7シリーズ リモート・パーキング デモ
BMW 7シリーズ リモート・パーキング デモ 全 8 枚 拡大写真

ビー・エム・ダブリュー(BMW)は5月16日から『7シリーズ』のオプション装備として導入した、車外から遠隔操作で車両を駐車させることができる「リモート・パーキング」のデモンストレーションを都内で報道陣に公開した。

デモでは7シリーズ1台分の駐車スペースはあるものの、運転席からみて右は壁、左側に車両が止まっているため、駐車後左右いずれのドアを開けて外には出られないという状況の下行われた。

まずはドライバーが自らの運転で車両を駐車スペースまで近づけて停車し、一端エンジンを切って降車。その後、ドライバーはディスプレイ・キーを使ってエンジンを始動、さらに車両前進の操作を行うと、車両は無人の状態で自動的に駐車スペースまで前進、ちょうどいいポジションで停止の操作をすると自動的に停止した。

駐車スペースから車両を出す場合も同様にディスプレイ・キーを使って遠隔操作した。その際、自動でバックしている車両の前を歩行者が横切るという状況を再現したところ、ディスプレイ・キーを操作することなく車両自らが歩行者を検知して、歩行者に接触することなく車両は自動的に停止した。

ビー・エム・ダブリューで試験技術マネジャーを務める早稲田寧氏によると、リモート・パーキングは前進または後進による自動操作が基本的な機能のため、縦列駐車や車両を90度転回する並列駐車には対応していないものの、最大10度までは自動操舵が可能という。

またディスプレイ・キーから送られてくる信号を受信するセンサーはリアバンパー付近にあるため車両の前方でディスプレイ・キー操作する際はセンサーから1.5m以内、後方なら4mまで離れていても遠隔操作ができるとしている。リモート・パーキングのオプション価格は7万4000円となっている。

《小松哲也》

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