積極的にフロントを使って攻め込める…ダンロップ SPORTMAX α-13SP

モーターサイクル 企業動向
アジアロード選手権アジアプロダクション250ccクラスチャンピオンの山本剛大選手。
アジアロード選手権アジアプロダクション250ccクラスチャンピオンの山本剛大選手。 全 10 枚 拡大写真

新発売されたばかりのダンロップ 『SPORTMAX α-13SP』は、アジアロード選手権アジアプロダクション250cc(AP250)のワンメイクタイヤとなっている。そのチャンピオンであるTRICKSTAR レーシングの山本剛大選手の姿が、筑波サーキットにて開催されたプレス発表試走会にあった。

いったいどんなタイヤなのか?

「乗ってみての第一印象は、フロントタイヤの進化を感じました。ギャップの収束性が高いので、コーナーの旋回性が良くなり、積極的にフロントを使って攻め込めることができます」。

さらに山本選手は「ウォームアップも早いので1周目から積極的に走れますし、ライフにも優れ、フロントは周回を重ねてもほぼタレません。リアもかなり周回できます」と、高く評価する。

SPORTMAX α-13SPは、250/300ccの車両に合わせたHレンジと、主に600cc超のビッグバイク向けのZレンジの2つがある。住友ゴム工業 第二技術部の大谷匡史氏によると、こうだ。

「まずHレンジについてですが、サーキット走行の需要の高まり、250/300ccクラス新設/増設によって、STレース用タイヤへの期待が高まっていました。Zレンジは車両の高性能化に伴いまして、サーキットを気軽に楽しめるエントリーレースですとか走行会が増えています。しかしながら、タイヤウォーマーの使用を前提とするD212GPでは本格的過ぎ、α-13では物足りないというユーザーの声がありました。これらの2つの大きなニーズに応えるために、強力な接地感、扱いやすい低温特性、そして1つのイベント+練習もこなせるライフを実現したのが、SPORTMAX α-13SPです」(大谷氏)。

サーキット走行がメインの初心者や中級ユーザー、ジムカーナー競技者に好評を得ているという。

《青木タカオ》

モーターサイクルジャーナリスト 青木タカオ

バイク専門誌編集部員を経て、二輪ジャーナリストに転身。多くの専門誌への試乗インプレッション寄稿で得た経験をもとにした独自の視点とともに、ビギナーの目線に絶えず立ち返ってわかりやすく解説。休日にバイクを楽しむ等身大のライダーそのものの感覚が幅広く支持され、現在多数のバイク専門誌、一般総合誌、WEBメディアで執筆中。バイク関連著書もある。

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