「不便」の声受けて売店施設公募...バスタ新宿

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4月にオープンした日本最大のバスターミナル「バスタ新宿」
4月にオープンした日本最大のバスターミナル「バスタ新宿」 全 3 枚 拡大写真

国土交通省東京国道事務所は24日、日本最大の長距離バスターミナル「バスタ新宿」での購買施設設置の公募を開始した。

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バスタ新宿は4月4日にサービスを開始した。開業から1か月の利用者は延べ約58万人。1日約2万人が利用し、成田国際空港の国内線利用客に匹敵する。今年8月のピーク時には1日約4万人の利用を見込む。しかし、この巨大ターミナルには、飲料水が買える自動販売機しかない。取材でもこんな不満の声が聞こえた。

「新宿高速バスターミナル(西新宿)があった時は、すぐ近くにコンビニやマクドナルド、ヨドバシカメラがあって、おなかがすいた時も携帯の電気が足りないときも、バスに乗り込む前にすぐ買えた。バスタは駅にも近くて、施設もきれいですごくいいけど、コンビニもないから不便」(20代女性)

隣の商業ビル「ニュウマン(NEWoMan)」にはアパレル・ブランドなどといっしょにカフェや惣菜ショップ、果てはクリニックや調剤薬局もある。しかし、20時~深夜にかけての乗車ピークや早朝5時過ぎの降車ピークに営業している店舗はほとんどない。

「コンビニのような売店がないという声は、たくさん寄せられている。さらに利用しやすい環境にするため、 乗車券販売と待合スペースに隣接し、現在はコインロッカーとなっている約70平方メートルの場所を施設として公募するにした」(同事務所計画課)

ただ選定が進んでも「水回りやエアコンなど施設改良が必要。完成めどは来春」と、公募してもすぐにできない事情もある。そのため「暫定的なものも視野に入れて、利便性を高めたい」(前同)と、売店とは別に2か所(20・2p平方メートル)でも検討する。

公募の詳細は、国土交通省東京国道事務所のホームページに。まずは、出店希望事業者の運営計画や公共貢献に関する提案を求める。

《中島みなみ》

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