ロールスロイス レイス ブラックバッジ 日本初公開…“エッジー”なユーザー捉える俊敏なロールス

自動車 ニューモデル 新型車
ロールスロイス レイス ブラックバッジ
ロールスロイス レイス ブラックバッジ 全 16 枚 拡大写真

ロールス・ロイス・モーター・カーズは、ジュネーブショー16で発表した『レイスブラックバッジ』を“Illuminate Your Senses”と題した顧客向け内覧会において、日本初披露した。

ロールスロイスはこの5年間で全世界のユーザーの平均年齢を50代から40代まで下げている。日本においても2009年の『ゴースト』、2013年に導入された『レイス』、今年発表した『ドーン』など、「新しいモデルがラインナップに加わるたびに、より若い方を中心に新しいユーザーがロールスロイスに興味を持ってくれている」と話すのは、同社アジア太平洋 北部地域広報マネージャーのローズマリー・ミッチェルさんだ。

このイベントは、「新しいユーザーが増えているからこそ、ブランドを正しく理解してもらえる機会を作っている」とその目的を述べ、イギリスグッドウッドの工場から、職人を2名が来日。クラフトマンシップの職人技を直接見せ、また、その世界観を会場全体で表現するよう工夫が凝らされている。

「その新しいユーザーのうちの一部は、よりエッジーで大胆な表現を希望している」とミッチェルさん。そこで、「職人たちはそのニーズにロールスロイスらしく応えるにはどうしたらいいかを悩み、その答えがブラックバッジだ」とした。

このイメージをミッチェルさんは、「日本で例を挙げると、夜一人で湾岸や首都高を走りに行きたい人。それから、サーキットに走りに行くときにリラックスできる優雅な“アシグルマ”がほしい方をイメージしている」と説明。

具体的にはフライング・レディ(フロントグリルの頂点に位置するマスコット)が高光沢ブラックとなるほか、ボディカラーもペイントとラッカーを何層も重ね塗りし、手作業でポリッシュして仕上げた“ブラック・バッジ・ブラック”に変更。

そして、エンジンのパワーは変わらないもののトルクが70Nmアップ。それに伴いエアサスペンションのセットアップを全面的に見直し、新しいドライブシャフト、アップグレードした 8速トランスミッションを採用した結果、ドライビングを一段と重視した俊敏なレイスに仕上げられた。

発売は年内を予定しており、価格は未定である。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  2. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  3. 【ダイハツ ムーヴ 新型】スライドドア採用にカスタム廃止、大胆進化のムーヴ「四角く見せたくなかった」動きのデザインとは
  4. 【マツダ CX-60 XD SP 新型試乗】やっぱり素のディーゼルが一番…中村孝仁
  5. 「内装は100点満点」フランス生まれの新型プレミアムハッチ『DS N°4』にSNS注目!「いい、凄くいい」の声
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る