フォード、CO2由来の樹脂部品を開発…5年以内に市販車に

自動車 ビジネス 海外マーケット
フォードモーターが開発したCO2を原料とした発泡フォーム
フォードモーターが開発したCO2を原料とした発泡フォーム 全 1 枚 拡大写真

米国の自動車大手、フォードモーターは5月17日、自動車メーカーとして初めて、CO2由来の樹脂部品を使用すると発表した。

フォードモーターが開発したのは、CO2を原料とした発泡フォームやプラスチック。このCO2由来の樹脂部品を、シートやボンネット裏の素材などに用いる予定。

同社によると、素材の最大50%をCO2で合成できる段階にあり、CO2部品をフォード車に搭載すれば、年間6億ポンド(およそ27トン)の石油使用を減らせるという。

フォードモーターは今後5年以内に、CO2由来の樹脂部品を市販車に採用する計画。将来的には、CO2を原料とした他の樹脂素材の開発も目指す。

フォードモーター上級技術リーダー、Debbie Mielewski氏は、「石油由来のプラスチックや発泡フォームの使用を減らし、環境への影響を低減させていく」と語っている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『ハリアー』6年ぶりのフルモデルチェンジへ…注目ニュースベスト5 2025年上期
  2. 取り付け約10秒、カーメイトが『カローラクロス』『メルセデスベンツ』各車純正ミラー専用設計の「ワイドリアビューミラー」を発売
  3. トヨタ『ハリアー』6年ぶりのフルモデルチェンジへ...ワイド&ローのフォルムに注目だ!
  4. エアレスタイヤ搭載でペダルもなし、免許不要の特定小型原付「Future smart」発売
  5. 日産『マイクラ』新型は約450万円から、EVに生まれ変わる6代目、9月に英国受注開始
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る