民間調査会社のオートデータ社は6月1日、5月の米国新車販売の結果を公表した。総販売台数は153万6276台。前年同月比は6%減と、4か月ぶりに前年実績を下回った。
米国ビッグ3では、GMが24万0450台を販売し、2か月連続の首位。ただし、前年同月比は18%減と、2か月連続で前年実績を下回った。シボレーブランドの主力中型セダン、『マリブ』が、12.8%増の2万4202台と、5か月連続で増加。主力の大型ピックアップトラックの『シルバラード』は、前年同月比12.7%減の4万5035台と、3か月ぶりに前年実績を下回る。
フォードモーターは23万4748台を販売し、2か月連続の2位。前年同月比は6.1%減と、4か月ぶりに前年実績を割り込む。主力中型セダンの『フュージョン』が、21.5%減の2万4589台と、2か月連続で減少。主力SUVの『エスケープ』は、5.5%増の3万0861台と、2か月ぶりに増加した。ベストセラー大型ピックアップトラックの『Fシリーズ』は、9%増の6万7412台と、4か月連続で前年実績を上回った。
FCA US(旧クライスラーグループ)は、引き続き4位。5月の販売台数は20万4452台で、前年同月比は1.1%増と74か月連続のプラスを維持した。大型ピックアップトラックの『ラム』が、3%減の3万8833台と、5か月ぶりに減少。クライスラーブランドでは、ミニバンの『タウン&カントリー』が、49%増の8583台と好調を保つ。
日本メーカーのビッグ3では、5か月連続で3位のトヨタが、21万9339台を販売。前年同月比は9.6%減と、2か月ぶりに前年実績を下回った。ベストセラー乗用車の『カムリ』は、15.8%減の3万6916台と、4か月連続で減少。『カローラ』は5.2%減の3万4872台と、2か月ぶりに減少する。『RAV4』は3万2261台で、前年同月比は12%増と、9か月連続のプラス。
ホンダは日産を上回り、2か月連続の5位。5月は14万7108台を売り上げたが、前年同月比は4.8%減と、4か月ぶりに前年実績を下回った。主力車の中では、『アコード』が3万1949台で、前年同月比は1.3%減と4か月ぶりに減少。『CR‐V』は2万9359 台で、前年同月比は8.5%減と、3か月連続のマイナス。『HR-V』(日本名:『ヴェゼル』)は15.8%増の7392台と、引き続き伸びる。
日産はホンダを下回り、2か月連続の6位。5月は、13万3496台を販売。前年同月比は1%減と、9か月ぶりの前年実績割れ。主力の『アルティマ』(日本名:新型『ティアナ』)が2万8404台を販売。前年同月比は15.5%減と、3か月ぶりに前年実績を下回る。『セントラ』は、2%減の2万0204台と、9か月ぶりに減少。主力SUVの『ローグ』は2万7428台を売り上げ、前年同月比は5.9%増と22か月連続で前年実績を上回った。