制振+吸音を1枚で…新世代の防音アイテム、レアルシルト・アブソーブ

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制振+吸音をこれ1枚で行える新世代の防音アイテム!レアルシルト・アブソーブ
制振+吸音をこれ1枚で行える新世代の防音アイテム!レアルシルト・アブソーブ 全 1 枚 拡大写真

車室内の音環境を改善するなら、制振、吸音の処理を行なってほしい。不快なノイズの低減、共振やビビリを無くすことで、今まで埋もれていた音が蘇るからだ。

積水化学工業(株)が発売するデッドニングマテリアル材は世界トップクラスの性能を誇り、全国のプロショップ、インストーラーから高い信頼を得ている。効能が異なる3つの製品が用意されていて、まずデッドニング用として定番といえる超制振シート「レアルシルト」や音の拡散・吸収・反射を的確にコントロールする「ディフュージョン」。この2つは4月29日の週間特集で取り上げた。

そして今回ご紹介するのは「アブソーブ」である。

「アブソーブ」は車内を静かにしてくれる新次元の静寂材。同社の独自のノウハウによって成し遂げた高発泡ポリエチレン"ソフトロン"を採用。吸音、制振ほか、難熱試験をクリアし断熱性にも優れる。
フールパネルやドアのアウターパネルに貼り付けることで160Hz以上の可聴帯域で5dB~10dB程度、低減効果が得られる。車内が静になることで、今まで聞こえてこなかった音の明瞭度がアップ。とくに低域から中域の帯域の吸収力が高く、総じて全帯域のバランスを整えることができる。

静粛性を高めるためには、さまざまな場所の対処、手法が上げられるだろうが、効果的に改善させるためにはルーフの処理が一番、効力を発揮する。たとえば走行中に起こるロードノイズは、フロア(床)から侵入してくるものと思いがちだが、実際には足回りからボディー、ピラーに伝わり、ルーフ全体に拡散。そして車室内に不快な音が響く。また風切り音にも効果を発揮。ルーフは平たく広い。ほかの場所よりもノイズや振動をモロに受けるからだ。

この「アブソーブ」の構造は、上面の高発泡ポリエチレン吸音材層「ソフトロン」、拘束材アルミ、特殊制振樹脂、底面は粘着層となっている。表面に特殊加工が施され、気泡表面積(発泡セルの開放部)を増やして吸音、ならびに閉空間での定在波拡散にも優れている。ルーフ施工の場合、目安であるが、Lサイズ(1枚・480mm×138mm×19mm)を12~20枚が必要となる。RSAB-L12は、3万6千円(税別)12枚入り。車室内の音環境改善に努めてほしい。

制振+吸音をこれ1枚で行える新世代の防音アイテム!レアルシルト・アブソーブ

《永松巌》

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