JR西日本、「遠隔セキュリティカメラ」三ノ宮駅にも導入へ…酔っぱらいなど自動検知

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遠隔セキュリティカメラの概要。酔っぱらいなどを画像解析装置で自動検知する。
遠隔セキュリティカメラの概要。酔っぱらいなどを画像解析装置で自動検知する。 全 1 枚 拡大写真

JR西日本は6月15日、「遠隔セキュリティカメラ」のシステムを三ノ宮駅(神戸市中央区)に導入すると発表した。12月上旬にも運用を開始する。

このシステムでは画像解析装置を使用。防犯カメラの画像から、人身事故の主な原因となっている酔っぱらいの前兆行動などを、解析装置で自動的に検知する。発表では、異常検知するものとして「著しく蛇行している状態」「ホームやベンチ等における長時間の座り込み」「ホーム端からの線路内への侵入」「ホーム上の混雑」「不審物の置き去り」「ホーム上のうろつき」などが挙げられている。

システムから異常検知の警報を受けた管理センターの係員が画像を確認し、危険性があると判断すれば駅に連絡して対応する。JR西日本は「通常と異なる人の動きを検知するものであり、個人の特定は行いません」としている。

既に大阪環状線の京橋駅と新今宮駅に導入されているが、「検知機能やセンターの警備員と駅係員の連携が問題なく運用され、事故防止に効果があると判断できた」(JR西日本)として、導入駅を拡大することにしたという。JR西日本は今後も利用者の多い駅や転落事故の多い駅を中心に、このシステムの導入を図っていく方針だ。

《草町義和》

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