【GARMIN vivofit3 インプレ中編】歩いたり走ったり、日常的なアクティビティに特化したライフログバンド

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コンパクトなディスプレイながら数字がくっきりと表示されるので、とても読みやすい
コンパクトなディスプレイながら数字がくっきりと表示されるので、とても読みやすい 全 14 枚 拡大写真

3カラーディスプレイを搭載し、オプションで好みのデザイナーズバンドに着せ替えできるフィットネスバンド、ガーミンのvivofit(ヴィヴォフィット)シリーズに最新モデルとして登場した「vivofit3」。今回はその便利さと健康増進を目的とした使い道を紹介する。

◆GPSは非搭載だが、常につけていられる気軽さが魅力

24時間の活動量を把握するためのライフログバンドにGPS機能は標準搭載されないが、それだけに気軽に使えるのが魅力。とにかく肌身離さず着用できるように軽量で、サイズとしてもわずらわしさがないのが最重要となる。シャワーやお風呂にもそのまま入れるが、その部分が洗えなかったりタオルで水分をふけなかったりするので、入浴時に外してもさして影響はない。就寝時に外すと眠っている間の状態が記録されないので、できれば着用したまま布団に入るほうがいい。そうすると眠りの深さがグラフとなって把握でき、それは体調管理に必ず役立つからだ。

初代vivofitは就寝時にボタンを押してスリープを選択しなければいけないと説明書にあったが、これを忘れても活動量から寝ているかどうかが判断されるので、じつはまったく問題がなかった。vivofit3に進化してからは、さらにそういったわずらわしさから解放され、一度カラダに装着してしまえば24時間、365日のあらゆる活動データが取得できる。そしてそんな貴重なデータを活かすためには、やはりスマホやパソコンを使ってデータ管理し、その傾向を分析するのがいい。

スマホやパソコンへのデータ転送(同期)はガーミンの一般的なGPSウォッチとやり方が違う。所定の方法によってデバイス(つまりvivofit3やその他のGPSウォッチ)と、スマホやパソコンをペアリングするまでは同じなのだが、同期方法だけが異なる。GPSウォッチの場合はアプリを立ち上げた段階で自動的に同期したが、vivofitはアプリを立ち上げた後、ボタン操作でシンクロするという意味の「SYNC」が表示されるまで長押しし、その表示が出現したら同期するまで待つというスタイルだ。(vivofitシリーズのホームページには自動的に同期するとあるが、ボタンを押さないと同期しない)

◆バッテリーの持ちは1年間、ウォーキングとランに特化

次は、最大の魅力である1年間のバッテリー寿命に関して。他のGPSウォッチのようにUSBポートからの充電ではなく、vivofit本体にボタン電池が組み込まれている。つまり購入したら充電する必要は一度もないのである。1年を経過して「バッテリー・ロー」という表示が出たら電池交換するのだが、家庭用工具の中にあまりあるものではないプラスの精密ドライバーが必要。初代vivofitはボタン電池「CR1632」2個が必要だったが、vivofit3はわずか1個。機能が増えながらそれだけ省電力になったということだ。

ガーミンのマルチスポーツデバイスは、たとえばランニング用GPSウォッチと言い切っているForeAthleteシリーズであってもサイクリングで十分に使えたりする。ではこのvivofit3がウォーキングやラン以外のアウトドアアクティビティ全般に使えるのかというと、それは残念ながら搭載機能が各種目にマッチしないので使えない。運動量はあくまでも歩きやランのみをカウント。ロードバイクに乗って時速40kmで8時間走っても、振動によって100歩くらいはカウントされるが、運動力はほぼゼロとみなされる。

つまり腕を振るという動作が求められるのだ。ロードバイクで8時間乗れば消費カロリーは数千キロに達するが、加速度センサーは自転車ライドをまったくカウントしないのだ。「いっそのこと、ペダリングをカウントするために靴下の中にvivofit3を突っ込んじゃえ」と、やってみたこともある。ロードバイクでは1分間に90~110回転するのでそれは相当数の運動量となったが、vivofit3を足首の靴下に突っ込むという行為が冷静に考えるとむなしいので1回でやめた。

ちなみにvivofitシリーズには手首で心拍数が取れるvivosmart HR Jもあるので、日常生活のあらゆる場面で心拍数の変化を知りたい人にはこちらがおすすめ。ただし光学式心拍計測で相当の電力量が消費されるので数日おきに充電しなければならない。いずれにしてもガーミン製品だけでこれだけ多くの商品が店頭に並ぶので、自分がどういったアクティブライフを送りたいかを構想しながら、ベストなチョイスをする必要がある。

各モデルのインプレは毎週のように紹介・蓄積しているので、それらを参考に健康的なライフスタイルを手に入れることができるガジェットに出会えたらいいね。

《山口和幸》

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