デンソー、環境行動計画「エコビジョン2025」策定…エネルギー排出量半減目指す

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デンソー エコビジョン2025 発表会
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デンソーは6月16日、エネルギー排出量や廃棄物、水資源使用量を半減するなど2025年に向けた環境への取り組みをとりまとめた行動計画『エコビジョン2025』を発表した。

エコビジョン2025では、エネルギー2分の1、クリーン2倍、グリーン2倍の3つの目標を掲げ、それを実現するために製品、工場、社員、経営の各段階における具体的な行動計画を策定し、取り組むとしている。

このうち製品面では「究極の燃費性能」を行動のひとつに掲げ、新車全体のCO2排出量を2012年比で半減。また工場に関しては「ミニマム環境負荷生産」として廃棄物の原単位を12年比で半減することで資源有効利用率2倍を目指すという。

デンソーの宮木正彦副社長は同日、都内で会見し、「(前回の)エコビジョン2015はどちらかというと出るものを我慢する。CO2を出さない、有害排出物を出さない、あれを出さない、これを出さない、体操でいえばガチガチの規定演技。失敗したら減点というような世界だった」と指摘。

その上で「2015は1年前倒しですべての目標をクリアできたが、2025については会社のプレゼンスも10年前に比べると上がったと思うので、よりポジティブに、社員が誇りをもって世の中のためになっていると思えるような、そしてそのことを地域や社会の皆様に納得、実感して頂けるような行動にしたいということで、新たに策定した」と解説した。

このため社員が取り組む行動計画には「環境社会貢献アクション」として、さまざまな啓発イベントへの参加者数を12年比で2倍にすることなどを盛り込んでいる。

《小松哲也》

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