三菱 eK シリーズの損害賠償…詳細が明らかに

自動車 ビジネス 企業動向
三菱 eKワゴン
三菱 eKワゴン 全 2 枚 拡大写真

三菱自動車工業(相川哲郎社長)は23日、燃費データ不正の軽4車種のうち、同社販売の軽自動車の損賠賠償について、その詳細を明らかにした。22日に、再提出した申請値が適法な燃費値として認められたことにより、同社の賠償対応が確定した。

【画像全2枚】

13年5月から生産し、6月から販売した『eKワゴン/eKカスタム』『eKスペース』が対象で、不正が明らかになった16年4月21日までに使用を開始していた場合。車検証記載の使用者に請求権がある。同22日以後に購入するなどの車両は対象にならない。

すでに報道されているとおり、対象車両のユーザーへの賠償額は、1台10万円。新たにわかったのは、残価設定型クレジット、リース、対象車両を使っていたが4月20日までに売却した場合。

残価設定型クレジットとリースのユーザーには、契約年数に1万円を乗じた賠償を行う。これらの契約で終了時に車両を買取る場合は、基本と同じ10万円を支払う。ただし、契約年数に1万円を乗じた賠償分を差し引き、1台の賠償限度は10万円。

過去に対象車両の使用実績のある場合は、使用年数に1万円を乗じた賠償。限度額は3万円。

それぞれ使用期間を年単位切り上げて、賠償額を算出する。同社は現在支払いのための組織を準備中で、7下旬からダイレクトメールで直接知らせる。また、同社ホームページにも掲載する。ユーザーはその通知に沿って請求の手続きを行い、金融機関を通して受け取る。販売店などで直接受け付けはしない。

国土交通省では系列ディーラーで購入しなかったユーザーに対しても、同社の責任で通知するように求めている。

《中島みなみ》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ライバルはアルファード? メルセデスベンツの最高級ミニバンが日本初公開!…ジャパンモビリティショー2025
  2. カローラクロスと立場が逆転、だからこそ生まれた「斬新セダン」のデザイン…ジャパンモビリティショー2025
  3. 三菱自動車、国内販売は5期連続増 2025年4~9月期実績
  4. インフィニティは最上位SUV『QX80』にGT-Rエンジン移植、1000馬力超「R-Spec」発表へ…SEMA 2025
  5. アバルト最初のSUV『パルス』、Netflix『ストレンジャー・シングス』仕様をブラジルで限定発売…隠し装備も
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る