【グッドウッド16】フェラーリ、458 MM スペチアーレ 初公開…世界に1台

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フェラーリ 458 MM スペチアーレ
フェラーリ 458 MM スペチアーレ 全 4 枚 拡大写真

イタリアの高級スポーツカーメーカー、フェラーリは6月23日、英国で開幕した「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード」において、『458 MMスペチアーレ』をワールドプレミアした。

同車は、特別な顧客のためにデザインした世界に一台だけの車輌を制作するフェラーリの特別プロジェクト部門による最新作。『458スペチアーレ』がベースだが、すべてが手作り。世界に1台しかないアルミボディをまとった458 MMスペチアーレは、英国の顧客のために作られたモデル。

外観は、スポーティーラインと顧客の強い希望があり、またガラス部分に「サンバイザー」効果が要求された。フロントピラーを黒にすることで、フロントガラスとリアドアガラスが一体に見え、継ぎ目がないような滑らかな表面となっているのが特徴。これは、フェラーリの名車、1984年式『GTO』がモチーフ。ルーフラインを視覚的に下げ、フルボリュームで急傾斜のリアピラーを目立たせる効果を発揮する。

ボディカラーは、3層塗装の「ビアンコ・イタリア」。イタリア国旗に敬意を表し、緑・赤・白のラインをまとう。ボディはアルミ製で、前後バンパーはファイバーカーボン製という全く新しいオリジナル車が完成。サイドエアスクープも新たに装着され、空力性能が引き上げられた。

サイドエアスクープは、エンジンを冷却するため、車体の後部の新たなフォームを補う設計。後部には、固定式リアスポイラーが車重のバランスをとり、リアバンパーから側面に続き車体を囲むようなラインを作り上げるだけでなく、前方に向かって鋭い傾斜がついているような印象を与える。

室内は、チョコレート色の革シートにホワイトステッチの組み合わせ。カーボン色で仕上げられたコックピットは、メーターパネルの各メーターを囲むリングを白い光沢のあるサテンの糸で縫われたように見せるなど、細かい手法によって、さらにエレガントさが引き立てられた。

この極めて特別なワンオフモデル、458 MMスペチアーレが6月23日、英国で開幕したグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードにおいてワールドプレミア。フェラーリは、「英国の顧客の厚意により、今年のグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードへの出展が実現した」とコメントしている。

《森脇稔》

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