日本板硝子、長波長紫外線をカットする自動車向けガラス製品化へ…世界初

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既存紫外線カットガラスの検査工程
既存紫外線カットガラスの検査工程 全 1 枚 拡大写真

日本板硝子は6月24日、世界初となる長波長紫外線を約99%カットできる自動車用ガラス「UVプロテクト400」の開発にめどが付いたと発表した。

UVプロテクト400は、皮膚深層部にダメージを与えて皮膚のたるみ・ハリの低下・しわなどの原因となる紫外線UVAの長波長領域(380nm~400nm)を含んだ紫外線(300nm~400nm)を約99%カットする新製品。400nmまでの紫外線を約99%カットできるガラスは世界で初めてとなる。同社では運転席付近のガラスだけでなく、後部座席周りのガラスでも400nmまでの紫外線を約99%カットできるように開発を進めており、自動車全周での紫外線カットに対応する予定だ。

既存の紫外線カットガラスは、380nm波長以下の紫外線を約99%カットでき、国内市場向けの車種に標準採用されるなど、近年採用が拡大している。紫外線UVAの中でも長波長である380nm~400nmの波長は、真皮の奥深くにまで到達することから、この波長域まで効果的に防ぐことが重要だと考え、同社ではUVプロテクト400の製品化に取り組んでいる。

《纐纈敏也@DAYS》

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