【MotoGP 第8戦オランダ】大雨で波乱のレース展開に、ジャック・ミラーが初優勝

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2016MotoGP第8戦オランダGP
2016MotoGP第8戦オランダGP 全 9 枚 拡大写真

2016年のMotoGP第8戦オランダGPの決勝が26日、TTアッセン・サーキットで行われ、ジャック・ミラー(ホンダ)が初優勝を飾った。

Moto2決勝から本格的に降り出した雨の影響で、スタートからウエットレースになったMotoGPクラス。レース序盤は並み居る強豪を抑え、ヨニー・エルナンデス(ドゥカティ)がレースをリードする。しかし雨脚が強くなり始めた12周目に転倒を喫してしまい脱落。千載一遇のチャンスを逃してしまった。

中盤から強くなり始めた雨はさらに勢いを増し、転倒するライダーも続出。15周目に入ったところで赤旗中断。天候回復を待った。

14周終了時点での順位で再びグリッドに整列。2ヒート制というかたちでレース再開。雨脚は落ち着いたものの、路面の水の量はかなり多い中でのレースということで波乱続出。再開後2周目には2番手を走っていたアンドレア・ドヴィツォーゾ(ドゥカティ)が転倒。その翌周にはトップを走っていたバレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)が転倒と、上位を争っていたライダーたちが次々と脱落していった。

そんな中、トップにたったのがホンダのサテライトチームであるEstrella Galicia 0,0 Marc VDSに参戦するジャック・ミラー。残り9周でトップに立つとファクトリーチームのエースであるマルク・マルケスを従えアグレッシブな走りを披露。そのままトップチェッカーを受け、MotoGPクラスで初優勝を飾った。2位にはマルケス、3位にはスコット・レディング(ドゥカティ)が入った。

連戦にわたって上位を独占していたファクトリーチームのライダーたちは雨に翻弄され、マルケス以外は下位に沈んでしまった。

2016MotoGP第8戦オランダGP決勝結果
1.ジャック・ミラー(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)
2.マルク・マルケス(Repsol Honda Team)
3.スコット・レディング(OCTO Pramac Yakhnich)
4.ポル・エスパルガロ(Monster Yamaha Tech 3)
5.アンドレア・イアンノーネ(Ducati Team)
6.ヘクトール・バルベラ(Aviantia Racing)
7.ユージーン・ラバティ(Aspar Team MotoGP)
8.ステファン・ブラドル(April Racing Team Gresini)
9.マーベリック・ビニャーレス(Team SUZUKI ECSTAR)
10.ホルヘ・ロレンソ(Movistar Yamaha MotoGP)

《吉田 知弘》

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