【MINIコンバーチブル】CI変更、より大人の世界へ

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MINI コンバーチブル
MINI コンバーチブル 全 8 枚 拡大写真

昨年日本にも導入されたMINI『クラブマン』から、新しいMINIのCIが導入された。『コンバーチブル』はそのCIを採用した2モデル目にあたる。

CIを変更した理由について、ビー・エム・ダブリューMINIディビジョン本部長のフランソワ・ロカ氏は、「14年前にMINIを日本市場に展開したとき、更には1959年にイギリスでクラシックMINIが発表された際には、クリエイティブクラス、トレンドセッターの人たちへのアピール活動を積極的に行った」と述べる。その結果、「例えば有名人がMINIに乗ることで、一般の人たちもMINIが欲しいと購入につながった」という。

このときのMINIは、「面白さ、やんちゃさをアピールしていたが時代の流れとともに徐々にその効果が薄くなり、一般的になってきた」。また、トレンドセッターの人たちも、「より本物志向、トラディショナルに戻りつつあり、これは世界的な傾向だ」とロカ氏。つまり、「クリエイティブクラスがやんちゃではなくなったのだ」。

「食べ物はジャンクフードではなく、農家はどこかなどまでこだわって自分で選びたい。よりこだわったもの、本物志向へシフトしている。生き方も変わってきているのだ」とロカ氏。そこで、「MINIもその人たちを狙って、CIと戦略を変えることになった」と説明する。

MINIのロゴについても、「これまでの“トイ感”のあったものから、今の世代にアピールするデザインになっている」。そして、「サッカー選手のベッカムの15年前を思い起こすと、Tシャツを着ていて、そのときは良い雰囲気だった。しかし今その写真を見ると、全く時代に合わない。今のベッカムは、大人っぽくて真面目だ。これはMINIも同じで、ロゴもCIも大人の世界に変わったのだ」と語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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