【F1 日本GP】鈴鹿市、ふるさと納税返礼品に“チケット”---アクセス・宿を再考する

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伊勢鉄道線 鈴鹿サーキット稲生駅
伊勢鉄道線 鈴鹿サーキット稲生駅 全 30 枚 拡大写真

F1日本グランプリ決勝日まで100日を切った7月1日、鈴鹿市は「ふるさと納税返礼品」に「2016 F1日本グランプリ観戦チケット」を追加すると発表した。大型プールも本格稼働し、熱いレースが目白押しとなる夏の鈴鹿サーキット。“聖地”へのアクセスや宿について聞いた。

鈴鹿市は、7月1日からふるさと納税の返礼品を鈴鹿市の特産品全62品に拡充。そのなかで、「10万円以上の寄付で2016 F1日本グランプリ観戦チケットC席-4・5・6(大人指定席券1枚)」を設定する。このチケットには、レースエリアへの入場料および指定席料金が含まれ、10月6~10日のモートピアパスポートが付帯されている。

また、鈴鹿サーキットでは、隣接する遊園地「モートピア」の大型プール施設「アクア・アドベンチャー」が7月2日から本格稼働。新型スライダー「とびだスライダー」や、新たなステージショー「スプラッシュパーティー」が登場し、“冷たい鈴鹿”もにぎやかに。

国際サーキット側も熱い。7月28~31日は「鈴鹿8耐」、8月27・28日は「SUPER GT SUZUKA 1000km」、そして10月7~9日にF1日本グランプリと続く。

「鈴鹿サーキットのビックレース開催時は、早くから満室になる場合がある」と利用者に伝えている鈴鹿市旅館業組合は「例年、関係者が早めに予約しちゃうし、毎年観戦するユーザーのなかは、お気に入りの宿を1年前に予約しちゃう人もいる。早めに予約した人がチケットの有無などでキャンセルしたりで、流動的」と話す。

「当日になると宿が足りず、市内のすべてが満室になるので、となりの松阪や四日市に泊まる人も多い。名古屋で泊まって通う人もいる。3か月前に予約の申し込みが始まる宿もあるので、ちょうどいまごろから」

鈴鹿F1日本グランプリ地域活性化協議会は、こうした慢性的な宿不足を解消すべく、「5市1町 宿泊施設 満空情報 一覧表」を同会ホームページ上で順次公開。鈴鹿市は「この公開情報を更新すべく、ローラー作戦で一軒一軒、空き状況を問い合わせて、空室情報を調べている」と伝えていた。

また同会では、東京・静岡・上信越・北陸といった東日本から、大阪・京都などの西日本からのアクセス情報についても公開。近鉄名古屋線 白子駅から定期路線バス(三重交通)や徒歩、近鉄鈴鹿線 平田町駅からタクシーや徒歩、鈴鹿サーキット稲生駅から徒歩の所要時間・距離などを記載している。

さらに、三重交通を運営主体とした「白子駅~鈴鹿サーキット間 臨時シャトルバス」も運行。「周辺地域のバスを60~70台集めてもらって、波動輸送に対応している」と鈴鹿市。

鈴鹿サーキットの最寄り駅のひとつ、伊勢鉄道線 鈴鹿サーキット稲生駅は、例年、F1開催期間中に特急「鈴鹿グランプリ号」「ワイドビュー南紀」、快速「みえ」などが臨時停車。「稲生駅から20分ほど歩く人も多い」(鈴鹿市)という。

このほか、“当日朝現場着”という来場者を乗せて走る夜行高速バスも選択肢のひとつ。白子とバスタ新宿(東京)、TDL(千葉)などを結ぶ夜行高速バスには「JAMJAMライナー」(ジャムジャムエクスプレス)や「ウィラーエクスプレス」(WILLER TRAVEL)、「鳥羽便」(西武観光バス、三重交通、三交伊勢志摩交通)などの定期便がある。

最後はちょっと変わった選択肢を。白子駅西口前にある鈴鹿市観光協会は、レンタサイクルを用意。「これが毎年大人気で、朝7時のオープン時にすでに待っている人がいる」(同協会)という。

《レスポンス編集部》

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