【F1 イギリスGP】ハミルトンが母国GPで3連覇…ロズベルグはペナルティ

モータースポーツ/エンタメ モータースポーツ
2016F1イギリスGP決勝
2016F1イギリスGP決勝 全 10 枚 拡大写真

2016年のF1第10戦イギリスGPの決勝が9日、シルバーストンで開催され、ルイス・ハミルトン(メルセデス)が今季4勝目を挙げた。

決勝レース前にいきなり大雨に見舞われ、セーフティカー先導でのスタートとなったイギリスGP。レースを通してウエットレースになるかと思われたが、早々に雨は止み太陽も顔を出し始める。6周目から本格的にスタートすると、ポールポジションスタートのハミルトンが一気に後続を引き離しにかかった。

一方2番手争いでは、ここ数戦で素晴らしい走りを見せているマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が健闘。ランキング首位のニコ・ロズベルグ(メルセデス)に対し果敢にアタックを仕掛け、16周目にオーバーテイク。今季圧倒的な強さを見せているメルセデス勢の牙城を崩した。

レース中盤には路面も乾き、各車がドライタイヤに交換。それでも、ところどころに存在する水たまりに足元をすくわれ、コースオフやスピンを喫するマシンが多く見られた。そんな中、ハミルトンは最後まで安定した走りを披露。2番手に8秒の差をつけフィニッシュ。今季4勝目、通算47勝目を獲得。そして母国イギリスGPでは3年連続で優勝を飾った。

注目の2番手争いはロズベルグが38周目にフェルスタッペンを抜き返すが、終盤にギアボックストラブルが発生。その際にチーム側が禁止されているドライビング方法の指示を無線で行ったとして10秒加算ペナルティを受けることに。結果、2位がフェルスタッペン、3位にロズベルグとなった。

これで両者のポイントランキングが急速に接近。ロズベルグが168ポイント、ハミルトンが167ポイントとなった。

マクラーレン・ホンダ勢はめまぐるしく変わる天候に苦戦。ジェンソン・バトンが12位、フェルナンド・アロンソは途中のスピンが響き13位に終わった。

2016F1イギリスGP決勝結果
1.ルイス・ハミルトン(メルセデス)
2.マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
3.ニコ・ロズベルグ(メルセデス)
4.ダニエル・リチャルド(レッドブル)
5.キミ・ライコネン(フェラーリ)
6.セルジオ・ペレス(フォース・インディア)
7.ニコ・ヒュルケンベルグ(フォース・インディア)
8.カルロス・サインツJr(トロ・ロッソ)
9.セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)
10.ダニール・クビアト(トロ・ロッソ)


12.ジェンソン・バトン(マクラーレン)
13.フェルナンド・アロンソ(マクラーレン)

《吉田 知弘》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  2. セリカに次ぐ「リフトバック」採用のカローラは、50年経ってもスタイリッシュ【懐かしのカーカタログ】
  3. 【マツダ CX-60 XD SP 新型試乗】やっぱり素のディーゼルが一番…中村孝仁
  4. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  5. シートに座ると自動で送風開始、取り付け簡単「クールカーシート」2モデルが発売
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 「あれはなんだ?」BYDが“軽EV”を作る気になった会長の一言
ランキングをもっと見る