【Amanekチャンネル】今井武CEO「普及に向けた4つのモジュール」

自動車 ビジネス 国内マーケット
クルマのデジタルラジオ『Amanekチャンネル』をプレゼンした、アマネク・テレマティクスデザイン今井武CEO(7月15日、東京・半蔵門)
クルマのデジタルラジオ『Amanekチャンネル』をプレゼンした、アマネク・テレマティクスデザイン今井武CEO(7月15日、東京・半蔵門) 全 15 枚 拡大写真

7月15日に開局したドライバー専門放送局「Amanekチャンネル」。運営するアマネク・テレマティクスデザインの今井武CEOは、「普及へ向けて、すべてのカーナビメーカー、自動車メーカーを回り、4つのモジュールを提案してる」と語った。

「車載機器、受信機器、スマホ側のアプリに、i-dio(無料デジタル放送プラットフォーム)とAmanekの視聴機能を組み込むためのパッケージを用意している。スマホアプリ連携ライブラリ、カーナビ用ソフトモジュール、カーナビ用チューナーモジュール、車載用i-dio/Amanekユニットの4つだ」

現在、Amanekチャンネルをクルマのなかで聴取するには、車載チューナーからのWi-Fiでスマホがネットつながり、Amanekチャンネルをストリーミング。その音声データなどをBluetoothで車載ナビや車載オーディオに飛ばして音楽や生放送などを楽しむタイプ「i-dio放送受信モード」と、スマホのパケット通信料が発生する「インターネット受信モード」のどちらか。

今後は、各モジュールを提供することでAmanekチャンネルの普及を図る。まずスマホアプリ連携ライブラリは、アプリ開発者向け。地図や配車、観光案内といった各社のアプリとAmanekチャンネルを連動させるモジュール。ことし9月にリリースする予定という。

カーナビ用ソフト、チューナー、車載用ユニットは、セットメーカー向け。カーナビ用ソフトモジュールは、チューナー搭載済みハードウェアに、Amanekチャンネルの機能を追加できるソフトウェア開発キット(Linux版ライブラリ)。こちらはことし10月にリリース予定。

また、カーナビ用チューナーモジュールは、Amanek ID付きチューナー、デマルチプレクサ(DEMUX)、IPデータキャスト(IPDC)で構成されたモジュールで、2017年春にサンプル出荷していくという。

車載用ユニットは、カーナビとAmanekがダイレクトに結ばれ、スマホを介さずにAmanekチャンネルを聴取できるユニットで、2017年2月に発売を予定しているという。

今井CEOは、「既存のカーオーディオでAmanekに対応したものが700~1000万台ある。今後は、市販カーナビやディーラオプション系ナビ、さらに純正カーナビに対応していくことで、広めていきたい」とも話していた。

今井CEOは、1976年にホンダに入社、役員待遇参事・グローバルテレマティクス部長を努め2014年に退社。同年、アマネク・テレマティクスデザインを立ち上げた。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 車検NGの落とし穴!? シート交換で絶対に知っておくべき新ルール~カスタムHOW TO~
  2. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
  3. これで公道走行可能だと? BMW『M2 トラック・パッケージ』がニュルに出現!
  4. 「衝撃の価格」中国メーカーの大型3列シートSUVが話題に!「むしろ経営が心配」の声も
  5. 「復活まじうれし!」「全色欲しい」新型スズキ『GSX-R1000』発表に、SNSは話題沸騰!
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
ランキングをもっと見る