◯◯ないクルマ?…キーの変化がもたらす影響

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ボルボカーズのスマホによる「デジタルキー」
ボルボカーズのスマホによる「デジタルキー」 全 1 枚 拡大写真
自動ブレーキの搭載車を「ぶつからないクルマ」と表現することに慣れてしまってきた感があるなかで、スバルのアイサイト搭載車、1万台当たりの事故発生件数は、非搭載車に比べて約60%少なかったというデータが、現実をしっかりと見なければならないと警鐘を鳴らしているような気がします。

現在の車でもスマートキーがだいぶ普及してきました。スマートキーを所持した人がドアノブに触れると解錠され、エンジンスタートボタンを押すことでエンジンが始動しているわけですから、今後「物理的な鍵」がなくなるのも自然な流れかも知れません。

ボルボカーズは先頃「2017年、車のキーを完全に廃止する世界初の自動車メーカーになる」と発表しました。現在のキーの役割をスマートフォンに移し、ブルートゥースによって接続される「デジタルキー」によってロック解除やエンジン始動が行われる車が、2017年に登場します。さらに「デジタルキー」の登場によって、今後レンタカーやカーシェアリングなどで「新しい貸出の方法」も計画していくとしています。

JAFのロードサービスの出動理由を見ると、必ず上位に上がっている「鍵のトラブル」ですが、物理的な鍵がないクルマのトラブルの対処法は大変な事になることが予想されます。「ぶつからないクルマ」になり、「鍵のないクルマ」がリリースされて、「儲からないクルマ」になっていく前に、しっかりとした準備をしていきましょう。

《カーケアプラス編集部》

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