コマツ、ICT後方超小旋回油圧ショベルを発売…i-Construction対応

自動車 ビジネス 国内マーケット
コマツ PC128USi-10
コマツ PC128USi-10 全 1 枚 拡大写真

コマツは、ICT油圧ショベル『PC128USi-10』をスマートコンストラクションサポート契約とともに7月より販売を開始した。

新機種は中型ICT油圧ショベル『PC200i-10』に続き、購入可能なコマツ製ICT油圧ショベルの系列拡大商品で、後方超小旋回油圧ショベル「USシリーズ」に、先進のICTコンポーネントを工場で標準装着。国内の小規模開発の道路工事、管工事、小規模造成など、幅広い現場でのICT施工に活用できる。

国土交通省は、建設現場の生産性向上に取り組む方策として「i-Construction」の推進を発表している。2016年度から直轄工事の土工では、ICT土工の全面的な活用に向け、調査・測量、設計、施工、検査のプロセスにおいて3次元データによる新基準を導入。またICT土工の活用に必要な経費を計上するための新たな積算基準も導入されている。コマツのスマートコンストラクションは、国土交通省のi-Constructionの各工程にも対応するものだ。

新機種は世界初の「インテリジェントマシンコントロール」技術を搭載。GNSS(GPS+GLONASS)アンテナと基準局から得たバケット刃先の位置情報を施工設計データに照合しながら、設計面を傷つけないように作業機操作を制御する。バケットの刃先が設計面に達すると作業機が自動的に停止、また、アシスト機能で刃先が設計面に沿って動くため、オペレーターは掘り過ぎを気にせずに掘削作業を行うことができる。従来施工と比べて丁張りや検測などの作業工程を大幅に削減できるため、施工効率の向上に貢献するとともに、機械周辺で作業補助人員の削減により現場の安全向上にも寄与する。

また、ステレオカメラを標準装備し、クラウド型プラットフォーム「KomConnect」と連携した現況測量・3Dデータ化により日々の施工管理に役立つ情報を提供。さらに、新車購入時に自動的に付帯される、パワーラインの保証延長と無償メンテナンスを取り入れた、サービスプログラム「コマツ・ケア」の提供により、トータルライフサイクルコストの低減と長時間稼働に貢献する。

価格は2900万円(工場裸渡し、税別)。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ブリヂストン史上最長、約13万kmの走行保証…新タイヤ「トランザ エバードライブ」米国発売
  2. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  3. 日産『ムラーノ』新型、米IIHSで最高の安全性評価
  4. BMWの18車種2万台にリコール…火災に至るおそれ
  5. 「三菱っぽくないけどカッコいい」ルノーの兄弟車となる『エクリプス クロス』次期型デザインに反響
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  2. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 「あれはなんだ?」BYDが“軽EV”を作る気になった会長の一言
ランキングをもっと見る