ジャガー・ランドローバーの自動運転車、4つのコネクテッド技術を発表

自動車 テクノロジー ネット
ジャガー・ランドローバーの自動運転開発車両
ジャガー・ランドローバーの自動運転開発車両 全 5 枚 拡大写真

英国の高級車メーカー、ジャガー・ランドローバーは7月中旬、次世代の自動運転車用に開発中の4つのコネクテッド自律運転車両技術を発表した。

画像:ジャガー・ランドローバーの自動運転開発車両

「ロードワーク・アシスト」は、前向きに設置されたステレオカメラを使用して前方道路の3Dビューを生成。高度な画像処理ソフトウエアと連携させることで、コーンや障害物を認識する。このシステムにより、車両が道路工事の開始地点に接近していることを検知。込み入った建設現場や一方通行道路があることを知らせる。そして、わずかな力でステアリング操作をアシストし、ドライバーが車線中央を走行し続けるようにする。

「セーフ・プルアウェイ」は、ステレオカメラを使用して車両前方直近の範囲をモニター。車両または壁などの対象物を検出し、それに対してシステムが衝突につながるおそれのあるスロットルペダルの動作やギア選択を感知すると、車両のブレーキが自動的にかかり、警告音を鳴らす。

「オーバー・ザ・ホライゾン・ウォーニング」は、無線信号を使用して、車両間で関連データを送受信する装置をテストする研究プロジェクトの一環。車両が独立して通信し、ドライバーと自律運転車両に見通しの悪い、目視できない場所にある危険や障害物を警告する。

「緊急車両警告」は、コネクテッド技術を搭載した救急車や警察車両、消防車が、道路上の他の車両と通信。ドライバーが警告灯やサイレンに気が付くよりも先に、緊急車両に搭載された装置がその接近を知らせる。ドライバーは、緊急車両が接近してくる方向とその車両までの距離、警告音と警告メッセージを受け取ることができる。車両を安全に移動させ、緊急車両に道を譲り、緊急サービスの遅れを最小限に抑えると同時に、事故防止につながることが期待される。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタの最高峰、新型センチュリーは2ドアに、レクサス『LS』は6輪ミニバンに大変身…ブランド新戦略発表
  2. 新型センチュリークーペ、6輪のレクサス『LS』、次期カローラにミゼットも…トヨタが「ジャパンモビリティショー2025」出展車両を公開
  3. メルセデスベンツ『GLA』次世代型をいち早くプレビュー! 斬新なテールライト装備?
  4. 日産『アリア』改良新型を世界初公開へ、Vモーショングリルのない新デザインに…ジャパンモビリティショー2025
  5. 【メルセデスベンツ GLCクーペ 新型試乗】最も売れたベンツ、その走りは「気持ちに訴えかける味わい」だった…島崎七生人
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る