マツダ、通期営業利益1700億円予想を据え置き…第1四半期は2%の小幅減益

自動車 ビジネス 企業動向
藤本哲也常務執行役員
藤本哲也常務執行役員 全 2 枚 拡大写真

マツダが7月29日に発表した2017年3月期の第1四半期(4~6月期)連結決算は、営業利益が前年同期比2%減の524億円となった。円高の影響や国内販売の低調を車種構成の改善などで補った。

同期のグローバル販売は1%増の37万5000台と、この期間では過去最高になった。日本は31%減となったものの、海外は欧州で22%増となるなど堅調だった。為替は1ドル108円で、前年同期から13円の円高だった。営業損益段階での為替変動による減益影響は339億円に及んだ。純利益は42%減の212億円となった。

通期の前提為替レートは、従来の1ドル110円を当面は維持する。また、通期業績も営業利益1700億円(前期比25%減)、純利益1150億円(14%減)としている従来予想を据え置いた。都内で記者会見した藤本哲也常務執行役員は業績予想について「国内外の経済動向や為替変動など事業環境の変化を慎重に見極めるため据え置いた」と説明した。

《池原照雄》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. マツダ『CX-5』新型を欧州で発表…日本では2026年中に発売
  2. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  3. VWの高性能小型EV『ID.3 GTX』、2代目ゴルフに着想の「FIRE+ICE」限定発売へ
  4. 真夏のダッシュボードが20度以上低下!? 驚きの遮熱サンシェード新時代[特選カーアクセサリー名鑑]
  5. ダイハツの新型『ムーヴ』が絶好調!「スライドドア化は正解」「やるじゃんダイハツ」と評価の声
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  3. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
ランキングをもっと見る