マツダ 藤本常務、円高には「会社のリソーセス総動員して対応」
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同日発表したマツダの2017年3月期の第1四半期(4~6月期)連結決算は、営業利益が前年同期比2%減の524億円となった。為替は1ドル108円で、前年同期から13円の円高となり、営業損益で339億円の利益圧迫要因になった。
それでも、減益幅が2%にとどまったことについて藤本常務は「北米向け『CX-9』の投入などによる車種ミックスの好転やコスト改善、さらに販売費や固定費も含めた総括的な改善努力の成果」と説明した。
円ドルレートはこの1年で15%ほどの円高になっており、「モノ造り企業には極めて厳しい状況」(藤本常務)。だが、「われわれの強みを発揮できる商品の強化や、グローバルでの最適な生産体制、さらにコスト改善もより強化する必要がある」と、リソーセスの総動員で立ち向かうと強調した。
《池原照雄》