デンソー、円高で通期業績予想を下方修正…前期並み営業益予想から10%減益へ

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デンソー 本社(参考画像)
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デンソーは7月29日、為替相場が想定以上の円高に振れていることを理由に2017年3月期の連結業績予想を下方修正した。営業利益は従来の前期比0.9%減の3130億円から同10%減の2840億円に引き下げた。

デンソーの大岩周志経理部企画室長は同日都内で開いた決算説明会で「為替前提は当初、1ドル110円でみていたが、第1四半期(4~6月期)は同108円の結果となったことから、第2四半期以降は同105円で見直したことで、業績予想を下方修正した」と説明した。

さらに「売り上げの物量そのものは当初見通しを据え置いており、為替の影響のみを反映し、下期の事業計画は現在、改めて策定中」と付け加えた。

また円高への対策分に関しても今回は織り込まれていないことから、下期の事業見通しや円高対策の効果次第では、今回修正した予想数値が再度見直しされることになりそうだ。

《小松哲也》

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