ランドローバー、オフロードで自動運転のデモ走行…3つの新技術

自動車 テクノロジー ITS
ランドローバーのオフロードでの自動運転デモ走行
ランドローバーのオフロードでの自動運転デモ走行 全 4 枚 拡大写真

英国の高級SUVメーカー、ランドローバーは7月中旬、オールテレイン自動運転技術のデモンストレーションを実施した。

このデモンストレーションは、未来の自動運転車両が、どのような路面や地形でも走行できるようにするために行われたもの。ランドローバーは、広範囲な革新的研究技術の成果を披露している。

主な新技術は3つ。「路面識別および3D道路センシング」の研究では、カメラ、超音波、レーダーおよびLIDARセンサーを組み合わせ、車両に360度の視界をもたらす。非常に高精度なセンサーを搭載し、雨天時や降雪時でも路面特性からタイヤ幅まで判断し、ルート設定を可能にした。

「オーバーヘッド・クリアランス・アシスト」は、ステレオカメラ技術を活用して前方をスキャン。頭上の障害物を検知する。ドライバーがルーフボックスやルーフ上の自転車を含めた車両の高さをシステムにプログラムすれば、視界が悪い場合でも、車両がインフォテインメントシステムのスクリーンに、頭上の障害物に接触する危険を、メッセージを表示してドライバーに警告する。

「テレインベース速度調整」は、カメラを使用して平坦でない路面や起伏のある路面、波状の道路、くぼみ、溜り水なども検知。車両の乗り心地にこれらの路面が与える影響を予測し、自動的に速度を調整することで、乗員の快適性を確保する高度な機能となる。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 2.5Lエンジンを搭載する『インプレッサ』登場、米2026年モデルに「RS」
  2. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  3. 新型アウディ『Q3』のインテリアを公開、「コラム式シフト」と新デジタルコックピットが目玉に
  4. シボレー『コルベット』がニュルブルクリンクで「米国メーカー最速ラップ」樹立
  5. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る