巨大電池工場「ギガファクトリー」…テスラが開業

自動車 ビジネス 企業動向
テスラモーターズのギガファクトリー
テスラモーターズのギガファクトリー 全 2 枚 拡大写真

米国のEVメーカー、テスラモーターズは7月29日、米国ネバダ州のバッテリー新工場、「ギガファクトリー」において、グランドオープニング式典を開催した。

テスラモーターズは2014年6月、ネバダ州スパークス郊外でギガファクトリーの建設工事を開始。2020年までに、ギガファクトリーはフル生産に達する見通し。1年間で生産されるリチウムイオン電池の数は、2013年に全世界で生産されたバッテリーの合計数を上回る。

ギガファクトリーの名称は、計画されているバッテリーの年間生能力の上限である35ギガワット アワー(GWh)に由来。「ギガ」は10億を表す単位。1GWhとは、1時間に10億ワット、つまり1kWhの100万倍の電気を発電(あるいは消費)することと同等。

テスラモーターズは、パナソニックや他の戦略的提携先と協力。革新的な製造方法、廃棄物の削減、そして単純にほとんどの工程を1つの工場内で行うことによる最適化で実現するスケールメリットにより、ギガファクトリーでは、バッテリーのコストの著しい削減を可能にした。

テスラでは、バッテリーパックのkWhあたりのコストを30%以上削減できると予測。ギガファクトリーではネットゼロ エネルギー化を目指し、再生可能エネルギーを使用する。

テスラモーターズは7月29日、ギガファクトリーにおいて、グランドオープニング式典を開催。同社は、「世界最大のバッテリー工場を構築し、持続可能なエネルギーの未来を加速していく」とコメントしている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 新世代MINI『クーパー』と『エースマン』に全身ブラックの「モノクローム」登場
  2. 人気のゴミ収集車モチーフも、車好きキッズ向けスニーカー「IFME のりものシリーズ」新登場
  3. もしも「タイプ992」が初代911をオマージュした世界線だったら…? ウクライナのデザイナーが再解釈
  4. 「鈴鹿8耐」最注目のヤマハ車は完全新作の『YZF-R9』! 150万円を切るなら「ブレイクの予感」しかない
  5. 新型アウディ『Q3』のインテリアを公開、「コラム式シフト」と新デジタルコックピットが目玉に
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  4. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る