インド新車市場(乗用車)でトップシェアのスズキのインド子会社、マルチスズキは8月1日、7月のインド新車販売の結果を公表した。輸出を含めた総販売台数は、13万7116台。前年同月比は12.7%増と、2か月ぶりに前年実績を上回った。
13万7116台の販売台数の内訳は、インド国内が12万5778台と月販新記録。前年同月比は13.9%増と、2か月ぶりのプラスとなった。輸出は1万1338台で、前年同月比は0.3%増と、4か月ぶりに増加する。
車種別では、主力のAセグメントの『アルト』『ワゴンR』『セレリオ』『スイフト』『リッツ』(日本名:『スプラッシュ』)『ディザイア』『バレーノ』などが、合計で9万3634台を販売。前年同月比は2.2%増と、2か月ぶりのプラス。
バンセグメントでは、『オムニ』『イーコ』が1万4748台を販売。前年同月比は24.1%増と、2か月ぶりに増加した。SUVやMPVなどのユーティリティビークルセグメントでは、『エルティガ』や『Sクロス』を含めて、7月はセグメント合計で1万7382台を販売。前年同月に対して151.3%増と大きく増え、15か月連続で増加した。これは、新型SUV『ヴィターラ・ブレッツァ』投入の効果。
マルチスズキの2015年度(2015年4月から2016年 3月)までの新車販売(輸出を含む)は、過去最高の142万9248台。前年比は10.6%増と、2年連続で増加している。