【新聞ウォッチ】仏ルノーにも排出ガスの不正疑惑が浮上

モータースポーツ/エンタメ 出版物
ルノー キャプチャー
ルノー キャプチャー 全 2 枚 拡大写真

気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2016年8月24日付

●貸し切りバス安全対策強化、自動ブレーキ大手も補助(読売・2面)

●「コルト」3100台補償対象に追加、三菱自燃費改ざん(読売・8面)

●ルノー排ガス不正疑惑、英紙報道仏政府が公表せず(読売・9面)

●VWの生産停止部品供給再開へ、メーカー側と合意」(朝日・6面)

●ロボット部隊幕開け自動軍用車実践へ、イスラエル「世界初」(毎日・1面)

●自動運転に統一基準、G7協調目指し合意へ(毎日・2面)

●車研究開発費最大、エコ・自動運転7社計2.8兆円、今年度(毎日・6面)

●プロフィア4万台超リコール、日野(産経・24面)

●ホンダHV販売戦略、モーター生産加速(東京・7面)

●ボケGO1カ月、運転中事故79件、摘発は1140件(東京・31面)

●円高再び一時99円台(日経・3面)

ひとくちコメント

仏ルノーにも排出ガスの不正疑惑が浮上したという。英紙フィナンシャル・タイムズは、ルノーが、一部のディーゼル車の窒素酸化物(NOX)の排ガス量を少なく見せかけるため、違法ソフトを使って不正を行っていた可能性があると報じた。

8月23日の一部夕刊に続き、きょうの読売や朝日なども取り上げている。記事によると、ルノー株の20%を保有する筆頭株主の仏政府は、こうした事実を把握しながら、公表していなかったという。企業イメージの悪化を避ける狙いがあったとみられる。

ルノーのスポーツ用多目的車(SUV)『キャプチャー』の浄化装置が、試験の時だけ正常に稼働し、通常の走行時よりも少なく設定、NOXを5倍も浄化できるようにしていた可能性があるとしている。

昨年9月には独フォルクスワーゲン(VW)の排ガス規制逃れが発覚し、仏政府は国内外のメーカーを調査し、7月末に報告書を発表した。ただ、報告書にはルノー車のNOXがEUの基準値を9~11倍上回っていたとしたが、疑惑には触れず、組織的な隠ぺいの疑いも考えられる。

《福田俊之》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  2. 15歳から運転できる「小さいオペル」に興味アリ!「通勤用にこういうのでいいんだよ」など注目集まる
  3. 日産 リーフ 新型をライバルと比較…アリア、テスラ、bZ4Xと何が違う?
  4. ついにハイブリッド化! 新型トヨタ『ランドクルーザー300』の発表にSNSでは「バク売れの予感」など話題に
  5. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る