BMWアートカー、中国人が初めてデザインへ

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18台目のBMWアートカーを手がける中国のCao Fei氏
18台目のBMWアートカーを手がける中国のCao Fei氏 全 1 枚 拡大写真

ドイツの高級車メーカー、BMWは8月31日、同社が公式に制作したものとしては18台目となる「アートカー」を、中国人が初めてデザインすると発表した。
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BMWのアートカーは1975年に米国の彫刻家、アレクサンダー・カルダーが友人のレーシングドライバー、エルベ・ポーランのために描いたのが始まり。ポーランのBMW『3.0CSL』は、1975年のルマン24時間耐久レースに参戦し、速さとアートを融合させたという点で話題となった。その後、アンディ・ウォーホルやデイビッド・ホックニーなど、有名アーチストがアートカーを手がけ、一躍アートカーの存在を有名にした。

アートカーの一例を挙げると、フランク・ステラの3.0CSL(1976年)、ロイ・リキテンシュタインの「320iグループ5仕様」(1977年)、アンディ・ウォーホルの「M1グループ4仕様」(1979年)、ロバート・ラウシェンバーグ氏の『635CSi』(1986年)など。いずれも独特の世界観を表現した傑作といわれる。

今回BMWは、18台目となるアートカーの制作に際して、アートカーの歴史において初めて、デザイナーに中国人を起用すると発表。Cao Fei氏がデザインしたBMW『M6 GT3』は、2017年に披露される予定。

Cao Fei氏は、「私のBMWアートカーは、これまでの作品とは、まったく異なる表現になるだろう」とコメントしている。

《森脇稔》

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