鉄道橋復旧を気象面で支援…ウェザーニューズがベトナムで

鉄道 企業動向
2016年6月17日:まだ橋は架かっていない
2016年6月17日:まだ橋は架かっていない 全 2 枚 拡大写真

ウェザーニューズは、今年3月20日に発生したベトナム南部のゲイン橋崩落事故を受けて発足した、ベトナム鉄道総公社の復旧プロジェクトチームによる復旧作業を気象面から支援したと発表した。

ベトナム・ドンナイ省ビエンホア市を流れるドンナイ川に架かるゲイン橋に3月20日、航行中だったバージ船とタグボートが衝突し崩落する事故が発生した。ゲイン橋崩落によってベトナム北部のハノイと南部のホーチミンを結ぶ南北鉄道は寸断、終着駅のサイゴン駅への接続ができず、ベトナムの物流や人の移動に大きな影響が出ていた。

乾季のピークであるこの時期、ドンナイ川の流れは非常に早く、船舶の通航量も多いため復旧作業は困難だった。

同社は、ゲイン橋の安全で迅速な復旧作業のため、急きょベトナム国鉄・復旧プロジェクトチームから気象面の支援要請を受け、現地にライブカメラを設置、遠隔地からも常時天候や河川水位、工事の進み具合の確認を可能とするとともに、鉄道橋復旧工事可否判断コンテンツを提供した。

復旧工事の完了は当初、7月半ばと想定されていたが、昼夜問わず安全、効率的に作業が進められた結果、6月24日夜に作業を完了、7月2日には予定よりも半月ほど早く南北鉄道が再開した。

同社とベトナム国鉄は2014年以降、ベトナムにおける鉄道運行における気象リスクについて意見交換を続けてきた。2015年4月には共同で鉄道の安全運行に関するセミナーを開催した。これらの緊密な協力関係のもと、今回、ゲイン橋の復旧作業への支援が実現したとしている。

《レスポンス編集部》

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