民間調査会社のオートデータ社は9月1日、8月の米国新車販売の結果を公表した。総販売台数は151万2556台。前年同月比は4.1%減と、3か月ぶりに前年実績を下回った。
米国ビッグ3では、GMが25万6429台を販売し、5か月連続の首位。ただし、前年同月比は5.2%減と、5か月連続で前年実績を下回った。シボレーブランドの主力中型セダン、『マリブ』が、4.7%減の1万6723台と、2か月連続で減少。主力の大型ピックアップトラックの『シルバラード』は、前年同月比4.7%減の5万2408台と、4か月連続で前年実績を下回る。
フォードモーターは21万3411台を販売し、5か月連続の2位。前年同月比は8.8%減と、2か月連続で前年実績を下回る。主力中型セダンの『フュージョン』が、32.6%減の1万9052台と、2か月連続で減少。主力SUVの『エスケープ』は、2.8%減の2万8061台と、2か月連続で減少した。ベストセラー大型ピックアップトラックの『Fシリーズ』は、6.1%減の6万6946台と、2か月連続で前年実績を下回った。
FCA US(旧クライスラーグループ)は、引き続き4位。8月の販売台数は19万6756台で、前年同月比は2.4%減とマイナスに転じた。大型ピックアップトラックの『ラム』が、0.3%減の4万0202台と、3か月ぶりに減少。クライスラーブランドでは、新型ミニバンの『パシフィカ』が、7459台と良好な立ち上がりを見せる。
日本メーカーのビッグ3では、8か月連続で3位のトヨタが、21万3125台を販売。前年同月比は5%減と、4か月連続で前年実績を下回った。ベストセラー乗用車の『カムリ』は、12.6%減の3万2864台と、7か月連続で減少。『カローラ』は3.1%減の3万0741台と、3か月ぶりに減少する。『RAV4』は3万3171台で、前年同月比は8.6%増と、12か月連続のプラス。
ホンダは日産を上回り、2か月連続の5位。8月は14万9571台にとどまり、前年同月比は3.8%減と、3か月ぶりに前年実績を下回った。主力車の中では、『アコード』が3万0115台で、前年同月比は26.4%減と2か月連続で減少。『CR‐V』は月販新記録の3万6517台で、前年同月比は5%増と、3か月連続のプラス。『シビック』は2.4%増の3万2807台と、新型効果で伸びが続く。
日産はホンダを下回り、2か月連続の6位。8月は、12万4638台を販売。前年同月比は6.5%減と、3か月ぶりの前年実績割れ。主力の『アルティマ』(日本名:『ティアナ』)が1万9646台を販売。前年同月比は39.2%減と、2か月連続で前年実績を下回る。『セントラ』は、9%減の1万4256台と、3か月ぶりに減少。主力SUVの『ローグ』は、8月の新記録の3万2979台。前年同月比は19.2%増と、25か月連続で前年実績を上回っている。