モスクワ国際オートサロン(モスクワモーターショー)の会場で、ソ連時代のパトカーが並んでいるのを発見。これはロシアの国家道路交通検査局(GIBDD)、いわゆる交通警察のコーナーだ。
GIBDDは、その前身となるソヴィエト国家自動車監督局が1936年に設立されたことから、今年を設立80周年と位置づけている。そしてモーターショーではそれを祝う横断幕とともに、所蔵している歴代パトカーのうち5台を展示した。
展示車両は、古いものから順にGAZ『21』、モスクヴィッチ『412』、アフトワズ『2101』、GAZ『24』、GAZ『31029』。1950年代後半にデビューした21から90年代に登場した31029まで、およそ40年の間に活躍した車両たちだ。
このほかIMZのサイドカー「ウラル」(車種名不明)と、現在稼働中のメルセデスベンツ『E350』、BMW『R900RT』も展示。またその前ではスケールダウンした標識や信号機、横断歩道などで道路や交差点を再現し、子供向けの交通安全教室を実施していた。