上級機のサウンドチューニング能力検証…『ダイヤトーンサウンドナビ・NR-MZ100PREMI』その1

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ダイヤトーンサウンドナビ・NR-MZ100PREMI
ダイヤトーンサウンドナビ・NR-MZ100PREMI 全 1 枚 拡大写真

カーオーディオにおいての楽しみどころの1つ、「サウンドチューニング」について多角的に考察している当コーナーでは、現在、上級機の「サウンドチューニング能力」の検証を行っている。今週からは、こちらの人気モデルについて、その実力をじっくりとチェックしていく。

ソースユニット兼、サウンドコントロールユニットであるこちら、『ダイヤトーンサウンドナビ・NR-MZ100PREMI』。当機は、『ダイヤトーンサウンドナビ』シリーズの、4代目にして初のフルモデルチェンジが果たされた、『NR-MZ100シリーズ』の中のハイグレードモデルである。

スタンダード機である『NR-MZ100』と比べ、より詳細な調整が可能で、さらには、システム発展性も高められている当機。本格ハイエンドシステムを組もうとするならば、選択肢はスタンダード機ではなく、こちらとなる。

その調整能力が、スタンダード機と比べてどのように優秀なのかを、具体的にみていこう。

まず、わかりやすい違いとして挙げたいのは「グラフィックイコライザー」だ。スタンダード機は、“フロント・リア左右共通10バンド”であるのに対し、当機は“フロント左右独立31バンド/リア左右独立10バンド”となっている。バンド数が多く、かつ、左右を独立で調整することが可能となっているのである。

この違いがどのくらいの差なのかを解説していこう。まずは、バンド数。人間の可聴域はおおよそ20Hzから20kHz。音階でいうと10オクターブ分の範囲である。10バンドイコライザーとは、それを10等分しているわけなので、1バンドあたりの担当範囲は1オクターブ分だ。それに対し31バンドでは、1バンドあたりの担当範囲が1/3オクターブとなる。この差はかなり大きい。周波数特性の乱れを正すのが「イコライザー」の役目だが、1バンドが1オクターブの広さであると、周波数特性の乱れを補正しようとするときに、ざっくりとした補正しかできない。かたや1/3オクターブともなれば、“痒いところに手が届く”的に、正したい部分にピンポイントでアクセスできるのだ。

そして“左右独立”であることも、違いとしてかなり大きい。車室内の状況は、左右で結構違っている。運転席側にはメーターフードやハンドルがある。このように形状が異なっていることにより、反射の影響が左右で異なってくるのである。さらには、ドアのスピーカーのリスナーに対する仰角も違っている。これらにより、左右で周波数特性の乱れも異なるのである。“左右独立”であれば、左右それぞれの乱れに対して、直接的に対処していけるのだ。

今週はここまでだ。次週以降は、スタンダード機との違いを、さらに深く検証していく。

【サウンドチューニング・マニュアル】上級機の「サウンドチューニング能力」の実際を検証! Part.4 『ダイヤトーンサウンドナビ・NR-MZ100PREMI』その1

《太田祥三》

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