【ホンダ フリード 新型】実は開発途上で方針転換…人気の安全技術「ホンダセンシング」の採用

自動車 テクノロジー 安全
本田技術研究所 田辺正主任研究員
本田技術研究所 田辺正主任研究員 全 5 枚 拡大写真

ホンダは9月16日、コンパクトなミニバン『フリード』シリーズを8年ぶりに全面改良し、同日発売した。15日までの事前受注は1万3000台と、月間販売計画6000台の2倍に達している。

この中で注目されるのは、自動ブレーキや前走車追従式のクルーズコントロールなどをセットにした、安全技術パッケージ「ホンダセンシング」の装着率が「80%強」(広報部)に達していることだ。ベースグレードを除いて標準またはメーカーオプションとしており、価格は10万8000円。決して安くないものの、安全技術への関心の高まりを示している。

開発責任者である本田技術研究所の田辺正主任研究員によると、開発の初期段階では「『フィット』や軽自動車などに搭載しているCTBA(シティブレーキアクティブシステム)を採用する方針だった」という。CTBAは5~30km/hという低速走行時のみ自動ブレーキが作動する、いわば簡易型システム。

開発を進める過程で、「安全技術や自動運転技術の進展が加速するのが見えてきたので、営業部門とも協議をしてホンダセンシングへの切り替えを決断した」(田辺氏)という。フリードは子育て世代の顧客が多く「子どもさんが乗る機会が多いので、より安全にという思いもあった」(同)。方針転換後は作業が大変だったそうだが、高い装着率に「決断は正解だった」(同)と振り返る。

《池原照雄》

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