FIA-F4参戦中の根本悠生がイタリアGT選手権で快挙、デビューレースで初優勝を飾る

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根本悠生がイタリアGT選手権デビューで初優勝
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11日にイタリア・バレルンガサーキットで行われたイタリアGT選手権の第10戦で今季FIA-F4日本選手権に参戦中の根本悠生が初参戦で見事初優勝を飾った。

FIA-F4では2年目のシーズンを迎えている根本。7月のSUGOラウンドでは3位表彰台も獲得し、常に上位争いの一角に位置している。直前にアドリアサーキットで行われたVincenzo Sospiri Racingのドライバーオーディションに参加し、参戦マシンでもあるランボルギーニ『ウラカン・スーパー・トロフェオ』をドライブ。その結果、急きょ週末のレースに参加することになった。

パートナーを組んだニコラス・コスタはタイトル争いをしている真っ最中で、そのペアドライバーという大役でありながらも、予選1回目では堂々の2番手タイムを記録。今季SUPER GTに参戦するエイドリアン・ザウグのタイムを上回る結果になったこともあり、大きな注目を集めた。

10日の第9戦はスタート直前の雨によりセーフティカー先導でのスタート。根本も初レースながらライバルと遜色ない走りを見せた。しかし、パートターのコスタがスピンを喫してしまい、この日は5位でフィニッシュ。速さはあっただけに満足いかない結果となってしまった。

その悔しさを晴らすべく、11日の第10戦ではコスタとともにミスのない走りを披露。後半スティント担当だった根本はトップでバトンを受け継ぐと安定したペースで後続とのリードを保っっていく。このままチェッカーかと思われたが、後方でアクシデントが発生しセーフティカーラン。そのまま残り5分30秒のところで赤旗中断となりレース終了。弱冠19歳ながら、海外レースのデビュー戦とは思えない見事な走りで初優勝という快挙を成し遂げた。

チームのリリースで根本は「イタリアGTという檜舞台のデビュー戦で優勝できて、本当に良かったです。素晴らしいマシンとチームメイト、 そしてエンジニアやメカニックの皆さんに心から感謝しています。初めてのGTでもありましたし、僕自身のヨー ロッパでのデビューレースを、こういった最高の形でスタートできました。初めてづくしで不安も大きかったです が、レーシングドライバーとしての仕事は着実にこなせましたし、良い経験ができたと思います。(赤旗でレースが終了した時は優勝した実感がなかったですが、ピットに戻ってきた時にみ んなの笑顔を見て、そして表彰台で君が代が流れたことに、心から感激しました。応援してくださ った皆さん、本当にありがとうございました。まだ FIA-F4 の最終戦も残っていますし、これからも頑張りますので、 応援よろしくお願いします」とコメント。

将来的には海外でのレース活動も視野に入れているという根本。FIA-F4は11月にツインリンクもてぎで最終ラウンドが控えており、ここでの活躍にも期待がかかる。

《吉田 知弘》

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