【ハノーバーモーターショー16】ボッシュの自動運転トラック、高速道路を隊列走行

自動車 ビジネス 企業動向
ボッシュのVisionX
ボッシュのVisionX 全 4 枚 拡大写真
ドイツに本拠を置く自動車部品大手、ボッシュは9月21日、ドイツで開幕したハノーバーモーターショー16(商用車)において、商用車の未来のためのコンセプトスタディ、『VisionX』を初公開した。

VisionXには、さまざまな技術が盛り込まれている。その中のひとつが、隊列走行。隊列走行を行うと、長距離走行時にドライバーの負担が軽減するだけでなく、安全性が著しく向上し、輸送効率も飛躍的にアップする。

ボッシュによると、将来的に、複数のアシスタンスシステムが自動化と組み合わさることで、トラックの安全性と信頼性がまるでレールの上を走っているかのように向上する見込みという。

車両は、走行ルート、交通渋滞、迂回路、目的地で利用可能な荷下ろし施設に関する情報など、必要な全データを「Bosch IoT Cloud」からリアルタイムで受け取る。さらに、ドライビングの複数の側面をトラック自体が担う。

例えば高速道路に到着すると、トラックは複数台が数珠つなぎになる隊列走行に合流。この隊列走行では、各トラックが電子的につながれた先頭車両の後ろを走る、数多くのトラックのうちの1台になる。隊列を構成するすべてのトラックが、先頭車両に同期して加速・減速・操舵を行う。ボッシュは、「自動運転は新たな次元に到達し、安全性が向上するだけでなく、ドライバーの負担も軽減する」とコメントしている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 世界初、個人所有できるレベル4自動運転「ロボカー」誕生、2026年に納車開始
  2. アイシンが明かす、トランスミッションの膨大な経験値とノウハウが電動化を主導する理由
  3. 「めっちゃカッコよくない?」無限仕様の新型『プレリュード』が話題に、SNSではホイールにも「たまらない」の声
  4. メルセデスベンツ、全固体電池搭載『EQS』で1205km無充電走行を達成
  5. メルセデスベンツ『GLC』新型、インテリア先行公開…史上最大39.1インチディスプレイ採用
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る