【ルノー トゥインゴ 試乗】ハンドルのとりまわしの軽さ、笑っちゃう面白さ…岩貞るみこ

試乗記 輸入車
ルノー トゥインゴ インテンス(ブルードラジェ)
ルノー トゥインゴ インテンス(ブルードラジェ) 全 12 枚 拡大写真

インターネットの普及で国境はなくなりつつあっても、フランス生まれでシンプルで可愛いとあっては、ハートにどストライクな女性は多かろう。しかも、エンジンが後ろにあるってなんですか。ワタシって他の人とはちょっと違うのよ的な意識が心の奥底に静かに渦巻いている人には、実にささるポイントである。

【画像全12枚】

乗り込んでみると、最初の一歩を置く、床面の高さに「?」が浮かぶ。エンジンは後ろなのに、なぜ高い? どうもここには隠しスペースがあるらしく、いずれEVユニットなど入れることを想定しているのか。いまのところ予定はまったくないと言いつつも、ルノー&日産の仲である。このシャーシを有効利用しない手はあるまい。たぶん。シャーシを共用する『フォーフォー』には思惑はありそうだが。

走りはじめると、エンジンのあるクルマの後半部分に重さを感じる独特の乗り心地。前半分は、荷重が減ってフロントタイヤも身軽になったらしく、ハンドルのとりまわしの軽いことといったら。くるくる、キュッキュで、最小回転半径の小ささと合体してUターンのしやすいことといったら、笑っちゃう面白さである。デュアルクラッチのミッションは、加速もスムーズ。減速時は上手にシフトダウンしていって、エンジンブレーキがほどよくかかる。このあたりも、街乗り派としては安心の乗り心地だろう。

インテリアは文句なく可愛いのだが、微妙に「ケチってんなー」という部分も。ハンドルは革巻きで手触りがいいのに、シフトレバーのごつごつ感はかなり雑。さらに後席のドアポケットに、黒くて太いゴムベルトが。ゴムベルト! それは、クルマに使っていい素材なのか? フランスの合理主義なところも、垣間見た思いである。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★
インテリア/居住性:★★★
パワーソース:★★★
フットワーク:★★★★
オススメ度:★★★★

岩貞るみこ|モータージャーナリスト/作家
イタリア在住経験があり、グローバルなユーザー視点から行政に対し積極的に発言を行っている。 主にコン パクトカーを中心に取材するほか、最近はノンフィクション作家として子供たちに命の尊さを伝える活動を行っている。レスポンスでは、アラフィー女性ユー ザー視点でのインプレを執筆。

《岩貞るみこ》

岩貞るみこ

岩貞るみこ|モータージャーナリスト/作家 イタリア在住経験があり、グローバルなユーザー視点から行政に対し積極的に発言を行っている。レスポンスでは、女性ユーザーの本音で語るインプレを執筆するほか、コラム『岩貞るみこの人道車医』を連載中。著書に「未来のクルマができるまで 世界初、水素で走る燃料電池自動車 MIRAI」「ハチ公物語」「命をつなげ!ドクターヘリ」ほか多数。2024年6月に最新刊「こちら、沖縄美ら海水族館 動物健康管理室。」を上梓(すべて講談社)。

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